内容説明
あれは奇貨かもしれない――。秦の昭襄王の信任を得た范雎は、権勢を振るっていた宰相・魏?を失脚させ、宣太后を排払する。秦の政変に乗じて呂不韋は、趙で人質生活を送っている安国君の公子・異人を擁立しようと奔走するが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoichi
14
ついに子楚登場。2021/10/03
路地裏のオヤジ
4
BSテレビで「コウラン伝」を放送していたので、併せて読むとよく理解できた。2023/09/03
ねんまに
4
これまで積み重ねてきた学問と人脈を糧に、商人として活動開始し、そしてついには政治の世界に身を投じようとしていく呂不韋。しかしまだ歴史に名を残すような活躍はしておらず、最終巻でどんな展開が待ち受けてるのかが気になります。2021/09/30
えで
3
途中でワクチン接種を挟んだ。 印象に残った箇所の箇条書き P49 前進と進歩に憧れる呂不偉の農業に対する焦り、不安 P94 失敗しない人は成功者ではない P222 王のために死ぬことが忠ではない→現実逃避 P333 すべてを統制下においた国を想像したとき、国民の希望と意欲との衰退も同時に見えるようで、萎えた精神でうめつくされた国は理想の国では決してない。2021/10/15
Toshihiko Azuma
1
なんと、やっと異人が登場する。そうなっていくんだを予感させる、これまでのながれですか。2025/03/17