僕の大統領は黒人だった 上 - バラク・オバマとアメリカの8年

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僕の大統領は黒人だった 上 - バラク・オバマとアメリカの8年

  • ISBN:9784766427059

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内容説明

▼アメリカ初の黒人大統領 バラク・オバマの軌跡

アフリカ系アメリカ人が辿った過酷な歴史を踏まえながら、
アメリカ初の黒人大統領バラク・オバマと黒人社会が歩んだ8年の軌跡を丁寧に辿り、
圧倒的な賛辞を集めた全米ベストセラー。

奴隷制への賠償を求め、アメリカを震撼させた「賠償請求訴訟」を収録。


本書の原題We Were Eight Years in Power(「われわれは8年間政権の座にあった」)とは、南北戦争後の再建期にサウスカロライナ州でアフリカ系アメリカ人による統治が成果を挙げたことを指して、著名な黒人政治家トマス・ミラーが後の1895年に述べた言葉である。
再建期が終わる1877年以降、南部では相次いで有色人種に対する分離政策(ジム・クロウ法)が立法化され、奴隷制度の復活こそなかったものの、黒人への人種差別はふたたび強化される。この差別状況は1964年の公民権法成立以降もなお続いていく。タナハシ・コーツは、そうして現代まで続くアメリカの悪夢を振り払う方法を模索する。

アフリカ系アメリカ人が辿った過酷な歴史を踏まえながら、
アメリカ初の黒人大統領バラク・オバマと黒人社会が歩んだ8年の軌跡を丁寧に辿り、
圧倒的な賛辞を集めた全米ベストセラー。

目次

序 章 黒人による良き統治について

第1章 2008年
 ノート
 「これだから俺たちは白人に負けたんだ」
  ――ビル・コスビーの大胆な黒人保守主義

第2章 2009年
 ノート
 アメリカの娘

第3章 2010年
 ノート
 南北戦争を研究する黒人がほとんどいないのはなぜか?

第4章 2011年
 ノート
 マルコムXの遺産
 ――なぜ彼のヴィジョンがバラク・オバマのなかで生き続けているのか

第5章 2012年
 ノート
 黒人大統領の恐怖

第6章 2014年
 ノート
 賠償請求訴訟

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

22
挫折。大統領についてじゃなく、黒人が受けている差別について書いたものだった。半分しか読んでないけど、白人って日本でいう「上級国民」の意味合い使われてるのかな。成功した黒人は肌の黒い白人というのは、黒人の白人差別も感じる。黒人であることは生き辛いかもしれないけど、感情的で大げさな文章にうんざりしてくる。自分がそこにいないからでアメリカで暮してると共感できるのかもしれないけど。2021/03/26

Mc6ρ助

13
日本語で読んでも原文が美しいであろうと推測してしまう。奴隷の子孫ではない、バラク・オバマ、名誉白人ではない黒人初の大統領はトランプ当選を引き起こし、彼をアメリカ初の白人大統領と呼ぶ・・・。BlackLivesMatterの根深さを垣間見ることができるが、無縁と思っていた爺さまは先の大戦を精算できないわが国の一歩先を進む国の話と気づかされる。いささか歯ごたえがありすぎたかもしれない。それでもこれも好著。2021/02/02

sk

4
現代アメリカの黒人をめぐる議論がいろいろわかってくるのでオススメ。2021/02/19

yuan

3
この本を読む前に『歌と映像で読み解くブラック・ライヴズ・マター』を読んでおくのがおススメ。『歌と…』には、本書にでてくるポップカルチャーのアイコンと呼ばれる人たちや黒人史で外せない事象が偶然にも(いや、必然?)詳しく紹介されているので、基本事項を押さえたうえで読み進めることができ、理解も深まると思う。同様にミシェル・オバマ『マイ・ストーリー』の併読もおすすめ。1番目の文章の訳文が、ねじれていて理解しがたく挫折しようかと思ったが、2人目の訳者の方に代わって格段に読みやすくなる。諦めずに読み続けてよかった。2021/01/12

takao

2
ふむ2021/05/08

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