内容説明
大学生・神崎理緒は、とある事情で海外民俗学を担当する美貌の外国人・氷室教授の助手となる。まるで貴族のように尊大で身勝手、危険な役目も平気で押し付けてくる教授にも、「人ならざる」秘密があって……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
52
ライトな話だったけど、『繋がり』が大切に描かれていて面白かった。シリーズになったらいいな。2021/01/25
mariann
23
イギリス人の美しい民族学の教授。その本性はバンパイヤ。そして彼の生徒で、入学早々事件に巻き込まれ命を落としかけた挙句教授にある方法で助けられた理緒。それゆえ彼は自分の異能に悩んで積極的な友達作りが出来ないでいる。…私の脳内に高槻教授と尚哉と御崎禅が全速力で走ってきた… 設定は似ている気もするけど中身は全くの別物で(当然か)すごく優しい物語だった。とにかく理央は目の前で苦しんでいる人には手を差し伸べずにはいられない。それがちゃんと救いになっているんだから偉い。そして話の繋ぎ方が上手い。続けて読んでいきたい。2022/08/30
MATSU
21
初読みの作家さん。ヴァンパイアの教授に助けられハーフヴァンパイアになった理緒。綿毛羊のウールが可愛いです。人狼のリュカとの絡みもいいですね2025/04/06
よっしー
21
タイトルが気になったので手に取ってみました。民俗学の教授と学生のお話…ではありましたが、かおりなりファンタジーが入っていました。氷室教授の我が道を往く姿勢は良いですね。それに振り回される理緒も次第に順応しているので、何だかんだで良いコンビとなっていきそうですね。弱点の多すぎる理緒ですが、今後克服される日は来るのでしょうか。個人的にはこのままでも良いと思っているんですけどね(笑2023/03/10
あゆ
17
妖しい氷室教授と彼の助手をつとめる理緒が色んなあやかし達が起こす出来事を解決していくお話。友達のいなかった理緒の周りとの関わり方や何よりウールがとても可愛らしかったです。読みやすい1冊でした。2021/10/16
