内容説明
なんだかんだ「そういうもの」としてクラスに馴染んで(?)来た紙山さん。
文化祭での男女全員メイド喫茶などイベントでも活躍していた。
しかし一方で、冬が近づくにつれ春雨の様子がおかしくなってきており――。
果たして魔法少女の友達に聖なる夜はやってくるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
10
何故か対外試合で調理部と激突したり、学園祭を皆で乗り切る中、聖夜が近づくにつれ春雨の様子がおかしくなる今巻。―――一年遅れの聖夜の奇蹟、信じる者の為に演じよ聖者。 紙山さんよりもヤバくねと言いたくなるかもしれぬ春雨の内面に焦点を当て、彼女の問題解決への奔走、それを通じての小湊や紙山さんの成長を描く、皆の成長の温かさが一歩深まる巻である。一つ深まる絆と成長し歩き出す心。果たして、巡り来る新たな季節で今度はどんな問題が立ち塞がるのか。小湊君達は、今度はどんな成長をするのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/03/07
イシカミハサミ
9
紙山さんの出オチ感が出る春雨回。 新井さんが大暴れするけれど、まだポテンシャルを秘めているような気がする。 デッドor新井ブ。 新キャラの三雲さんのフレンドリーさは この巻だけだとご都合感のほうが強い。 多くのラブコメの親友枠で 外側からの示唆をくれそうな貴重なキャラなので、 しっかり次につないでいってくれたらな。2021/07/23
彼方
9
対外試合で何故か調理部と料理で対決したり文化祭で少しずつ周りに馴染んでゆく会話部の面々。そんな日々の中、春雨の様子がおかしくて…?な第2巻。強烈な残念さは変わらずも少しずつ成長する紙山さんや春雨、基本ノリは軽いコメディながら何故春雨に友達が出来なかったのか…語られる背景、仲間だろと一歩踏み出す小湊とぐっとくるストーリーになっていて、より深く作品が好きになった2巻目でしたね…。これまたズレた感性な春雨母や鋭いアドバイスも光る初の常識人・三雲さんの気安い同級生感とサブキャラクターや一つ一つの小ボケも楽しい所。2021/03/05
リク
9
なんか不思議といい話。ちょっぴり個性的な会話部の面々。今回は春雨がメイン。基本的に人見知りだけど心優しい少女。そして今回で魔法少女を連れ歩く理由もわかって、純粋かつ健気に頑張ることができる春雨を応援したくなった。紙山さんの紙袋も健在。練習試合や文化祭で普通に受け入れてくれる高校のみんなはいい奴らだな。会話部の活動で少しずつ前に進めているのがわかっていいね。次があるなら新井さん? 実は一番狂気を抱えてるんじゃないかと思っているので、どうなることやら。2021/03/02
leo18
8
待っていた続刊。負の要素の全くない明るくて爽やかな青春ストーリー。ちょっと変わってるけど頑張るヒロインの姿を見ていると前向きな気持ちになれる。今回はピュアな春雨がかわいすぎたな。紙山さんも成長を見せたし、ニヤニヤなラストもたまらなかった。2021/03/12