角川ホラー文庫<br> ナキメサマ

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角川ホラー文庫
ナキメサマ

  • 著者名:阿泉来堂【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 特価 ¥523(本体¥476)
  • KADOKAWA(2020/12発売)
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  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041108802

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内容説明

衝撃の大どんでん返しに誰もが騙される……。 恐ろしい才能が放つデビュー作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

220
阿泉来堂さん初読み。読友さん推薦の横溝賞なので期待していたが......ミステリとしてフェアに伏線を張ってあるし、ホラーとしても定石を抑えて恐怖を表現しているので、標準点の出来ではある......でも、ミステリずれして世俗にまみれたオジサンには先が読めて、怖さも物足りなかったのが正直なところ。共感できる人間が一人もいないのも乗り切れなかった要因。探偵役の作家・那々木は面白いので、もう少し彼が書き込めていればワンランク上の作品になったと思う。ただただ、因習とダメ男の犠牲になったヒロイン・小夜子が哀しかった。2021/02/23

みっちゃん

171
序盤はよくある山奥の閉ざされた村の因習ものか、しかも北海道の岩見沢(作中では巌美沢となっているが)近辺でそれはないっしょ、とちょっと肩透かしな感じだったけど。「僕」と「私」の視点が重なりあう終盤、思わず「うっそ~っ!」と声が出た。ぐるん、と物語世界がひっくり返ってしまったよ。それでも残るどこかがずれている、と感じる違和感がエピローグでさらに!驚いた。まさかのそれか!角川ホラーではあるけれど、ミステリーの面白さ、堪能できた。作家那々木が再登場するという新刊も読んでみたい。2021/05/04

machi☺︎︎゛

140
今年の1冊目はホラー。元カノの小夜子を探すため小夜子のルームメイトと一緒に北海道のある村に向かう尚人。でも村に着いてみると小夜子はある儀式の巫女に選ばれ儀式が終わるまでは会えないと言われる。それまで村にいる事になった2人は夜中神社でこの世のものとは思えない程の恐ろしいモノを見てしまう。それも怖かったけど最後の最後でもっと怖いものに出会った感覚。どんでん返しもあって面白かった。2022/01/04

★Masako★

94
★★★✰︎ 高校時代の元カノ・小夜子が、故郷に帰った後音信不通になったと小夜子の友人から聞いた倉坂尚人は、北海道の寒村に向かう。その村は"ナキメサマ”なる神を祀っており、23年に一度の本祭が近々行われるという。小夜子は本祭の儀式に必要な巫女に選ばれ会えない状態だった。巫女の役目とは?ナキメサマとは?尚人と小夜子の視点で交互に話が進むと共に生まれる違和感。全てが明るみになる終盤は一気読み(グロあり)!何となく予想はついたし突込みどころもあるが、二転三転するラストはお見事。まさにホラー&ミステリ、面白かった♪2021/01/12

HANA

91
読んでいる途中は、よくある田舎ホラーね。あるある。と気軽に読んでいたのだが、見事に騙されました。あるトリックが使われているのだが、本全体の構成が上手くそれに加担しているため、全く気付く事ができなかった。登場人物の台詞からそれは暗示されてるのだけど、彼ら自体の立場がこちらから見るとどうとも取れる立場なので、それも全く違う意味に捉えてしまっていたし。その衝撃があったため祭りラストの爆発は取って付けた様で印象に残らなかったが、その後ももう一捻りあるし。普通の田舎ホラーと読んでいたので、不意打ちは嬉しい限り。2022/01/30

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