内容説明
アメリカ合衆国の大統領ダンカンが、公の場から忽然と姿を消した。週明けに聴聞会を控えた金曜日のことだ。世界中のメディアは大統領の失踪を報じ、大統領の弾劾を狙う対立党の議員は彼を糾弾するが、その陰でダンカンは、迫りくる未曾有の大規模テロの危機と戦っていた――。かつての大統領と世界的ベストセラー作家が奇跡的タッグを組み、知られざるホワイトハウスの真実をちりばめて描く唯一無二のエンタテインメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
54
面白い。実にスリリングで、まず間違いなく面白い。なのにちょっとクスリとしてしまうのは、やはり著者が、ビル・クリントンだからだな。実際、元大統領ならではのぎりぎりの判断とか、決断を示すシーンとかSPとのやりとり、主席補佐官との信頼と丁々発止など実にリアルで臨場感マシマシ。だけど元特殊部員で隊湾岸戦争でイラクの捕虜になって拷問にも屈しなかった、とかプロ野球選手だったとか、そして現在は血液難病でいつ何時脳内出血で倒れるかも知れず、貧血と闘いつつ、恐るべきサイバーテロとも孤独に戦い、と設定もマシマシだ(´∀`)2021/10/06
風に吹かれて
16
第42代アメリカ大統領ビル・クリントンとジェイムズ・パタースンが合体! 大統領経験者の名をクレジットするからにはそれなりの内容であるはず、と本作の存在を知って以来思っていた。タイトルからして“THE PRESIDENT IS MISSING”。国民を守るために大統領としてどう決断し行動するか、そして、大統領を支える側近たちの想い。取材や想像だけでは書けない(と思われる)経験者であるからこそ到達できる思考や行動で溢れたエンタテインメント。⇒2021/06/25
みやび
7
タイトル通り大統領が失踪。自らの意思で出ていくのだけど、一人になるだけでも本当に大変。大統領は理想のために危険を顧みず、国民のための政治に命を懸け、側近たちは忠実で有能なんて出来過ぎだ~と感じながらも気分がいいです。展開も早くて、コンピュータの天才たちやイスラエルやドイツの首相など凄い人たちが集まってきましたよ。楽しい!2021/11/15
たくぞう
1
まだまだ助走といった感じ。下巻で離陸できるかな。2024/07/27
もちこ
0
図書館本2021/02/11
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