中公文庫<br> 日本文学史 近世篇三

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中公文庫
日本文学史 近世篇三

  • ISBN:9784122054875

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内容説明

上田秋成、曲亭馬琴ら、散文や戯作に描かれた怪異の世界。そして鶴屋南北、河竹黙阿弥ら、幕末歌舞伎の舞台に咲いた悪の華たち。
近世篇・全三巻完結。

上田秋成/戯作/十八世紀の歌舞伎/十九世紀の歌舞伎/徳川後期の和歌/狂歌 川柳/漢詩文

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

18
江戸時代の戯作、歌舞伎、和歌、狂歌、川柳、漢詩文をフォロー。知らない作家も多く、自分の不勉強さに恥じ入るばかりだった。江戸時代に今の売文業の原型ができたということや歌舞伎のあたりは面白かったし、源氏物語や万葉集の影響力が続いていたということもわかった。漢文は学生時代一番苦手にしていたのだが、多少なりとも勉強しておいてよかったんだなあ。時間が過ぎて大事さに気づくことが多くてせつない。2012/04/04

fantamys

3
江戸時代後期、鎖国のなかで吸い尽くされ、煮詰め切った日本文学のなれの果てと、来るべき大爆発の予兆。2023/09/03

みんさね 

1
歌舞伎の所はワクワクしながら進みました。落語にもなってる『中村仲蔵』のエピソードが出てきたのは、嬉しかったですね。後半の和歌、狂歌、川柳、漢詩はほとんど知らない事ばかりでした。2012/05/16

西寺

0
「もし現代日本の歌人が春の歌の中に梅の香を詠み込めば、奇異の感を免れないだろう。今日の日本では、汚染した大気の中で梅の香をかぐことは、あまりにも非現実的な可能性になってしまったからである。しかし、一八〇〇年の日本の歌人たちは、たとえ町の中においても、その千年前に生きた先人と同様に、春のおとずれを梅の香の中に知ることができたのである。」2020/09/21

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