内容説明
忍者の里の頭領娘に生まれたものの、里を抜けだして普通のOLとなった陽菜子。上司の和泉沢から告白されたことで、今度こそ忍者としての自分と決別し、平穏な幸せを もうと決意する。しかしその矢先、同居人の穂乃香が何者かに襲撃され――。恋と使命との狭間で、忍者OLに最大の試練が待ち受ける。隠密お仕事小説第３弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
201
シリーズ物とは露知らず、途中の巻に手を出して仕舞いました。(ﾉ∀`,,)。忍者って結構多いんだね。って言うかコミュニティが、狭いのかなぁ。忍者はどんな強固な組織なんだよと。どんなモチベーションで忍者を続けているんだよと（除く、主人公陽菜子）。と言うのもね、どうやら忍者🥷は一般民を見下している嫌いがありそうな。くそー。2022/01/14
えりこんぐ
58
シリーズ３巻目。大切な人と一緒にいるには、忍びの術を封印しなきゃいけない。毎度ながらヒナコがぐわんぐわん揺れている。でもやっと決意したのかな？ 思ったよりも切ない今回、続きが気になるー！【図書館】2021/03/14
dr2006
57
主人公陽菜子は社会に影となって紛れ込む忍者の存在を知り、自らに流れる忍者の血と一般人としてやり直す希望との間で葛藤する。会社務めとの二足の草鞋の中で自分の身の置き所に悩んでいるのだ。そんな中、同じ里出身でルームメイトの穂乃香が何者かに襲われた。やはり自分は忍者の世界から離れることが出来ないのか。作中略：正体を現さない代わりに常識や倫理観の隙間を自由に泳ぐのが忍（しのび）とある。騙し騙され利用しあい互いを喰い合う者ばかりなのか。忍者であっても人を踏みつけにした上には幸福も成功も生まれないという言葉が沁みた。2022/08/28
かんけー
44
読了♪冒頭、陽奈子の属するオフィスに和泉沢乱入で森川こめかみを捩らせw陽奈子に「さっさと連れ出せ!｣と怒り心頭。陽奈子はいい迷惑wん～？良い意味も悪い意味含めて場の空気読まないマイペースの和泉沢w毬乃の一言に否定するも？フロア全体の肯定的視線に陽奈子は...。この導入フラグは中盤から後半にかけての物語展開にも関わって来るが？アクションあり、心理駆け引きあり、思わぬトラップだったり予想外の描写にワクワク(⌒‐⌒)ラストの思惑は続き出る感じだけども？2年近くブランク空いてて、打ちきり？なのかなぁと。→2022/11/26
うまる
40
シリーズ3冊目。男のヒロイン感が凄くて面白かったです。主人公のツッコミにもめげない和泉沢は、こう見えてメンタルは結構強いよね。 主人公の決断が意外で、ますます続きが気になる展開でした。もっと気楽に考えても良いと思うんだけど、こういう性格だから周りもほっとかないだろうなぁ。次回は里の話も出てくるんでしょうか。2021/12/16
