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内容説明
「キョーフ」それはこわくてちょっとふしぎな体験。怪談やこわい話とはひと味ちがう、真夜中におこった5つの「キョーフ」のお話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
64
84/100点 日常の恐怖を描くシリーズ第1弾。今回のテーマは真夜中の恐怖。著名な作家さんが描く5つのお話、児童書ですがどれも楽しく読めました。中でも怖い中にもラストに心が温かくなる、おおぎやなぎちかさんの 「お願いがあるの」が気に入りました。2020/05/28
モモ
51
児童書。5人の作家による怖い話の短編集。令丈ヒロ子さんの『バラ子』が怖い。隕石にくっついて地球にやってきた可愛いバラの花のようなバラ子。可愛く見えて、実は人間の内部に入り込み、のっとる怖いもの。「純正人間」である人は少なくなり…。字が大きめで、あっという間に読めるが、みな力作で、軽部武宏さんの絵がすごく合っていて楽しめた。2020/11/03
Roko
9
昼間だったらどうってことない場所が、夜になって暗くなっただけで怖い場所になっちゃうのは何故なんでしょう?1Fにみんないて2Fには誰もいないはずなのに音がするとか。いつもの帰り道に知らない人から声を掛けられたとか。ドキドキしちゃうのは何故なんでしょう?真夜中って不思議な気持ちになっちゃう時間なのかもしれない。この本の中で一番気になったのが「バラ子」。この話ってホラーというよりSFっぽいんだけど、こういうのが一番怖いなぁって、わたしは思います。#NetGalleyJP2020/04/03
取り柄無し
5
軽部さんの挿絵に惹かれて完読した。“真夜中”を題材とした怪談が五つ収録されており、中でも令丈ヒロ子「バラ子」が白眉だった。隕石に付着して飛来した「バラ子」と呼ばれる生命体は人に寄生し、寄生された人間は人格を乗っ取られてしまう。バラ子化させられたくない人々は目立たないように必死で大人しく生活するが、それでも密告されることもあり⋯と、頭一つ抜けて恐ろしい。また、三田誠広「だれかの声が聞こえる」は文章がかなり上手かった。ただ、児童書なので如何せん平仮名が多くて⋯2025/08/03
火星人碧
2
真夜中に起こる怖い話。子供向けに書かれた5篇のホラー。自分が子供の頃に読んでいたらトラウマになっていたような本。しかしきっと当時の私は読みたがったに違いない。昔はこんな本はなく、国内外の名作文学のようなものばかりだった。今の子供が羨ましくもある。2023/03/28