ポプラ文庫ピュアフル<br> 金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば

個数:1
紙書籍版価格
¥748
  • 電子書籍
  • Reader

ポプラ文庫ピュアフル
金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば

  • ISBN:9784591168165

ファイル: /

内容説明

妖怪たちの古道具――古“妖”具を取り扱う不思議なお店「蔵借(くらがり)堂」。そこでアルバイトする男子高校生の汀一と、実は唐傘の妖怪である時雨のバディ・ストーリー第二弾! 妖怪祓いのイケメン・小春木の登場で、くらがり堂にピンチが訪れる……!?
『絶対城先輩の妖怪学講座』著者がおくる、ほっこり温かく、ちょっぴり切ない妖怪の日常系事件簿。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

46
今の高校生は泉鏡花知識が凄すぎる(;´∀`)。泉鏡花の文章がお好きなようですが私は竹久夢二の絵の方が。表現の仕方が絵か文章かの違いでしょうが、このお二人、同じような感性をお持ちなんじゃないかと。和服の似合う高校生、妖怪キラーとして出現!。自分の身の中に妖怪のDNAを持つことを知らずにご先祖様の打ち滅ぼした「白頭」に操られていた。時代が変わっても人も妖怪も皆から名前を忘れられるのが怖いのだろうか。悪名であっても名を残したいものなのだろうか。高校生が主人公の本は老いをまざまざと思い知らされる。それでも続きが・2022/09/27

Takanori Murai

28
続編です。今度は金沢の冬。前作で知り合った仲間(妖怪)たちもそのまま登場します。青春ストーリーは続きますが、前作より対決色は強くなりスリルも味わえます。また、金沢の街がストーリーにより深く係わっていると感じました。読んだ後、その場所へ行きたくなること必至です。作中でリンクする泉鏡花も読んでみたくなりますね。シリーズ化してほしい。2020/11/20

葵@晴読雨読

26
面白かったー!✨望月麻衣さんの帯にひかれて手にとりました。2020/11/15

21
汀一君が、カワイイ^ ^時雨さんも、クールを装いながらも、カワイイ^ ^。お話しは何となく読了…。2021/03/20

kosmos

19
シリーズ2作目。金沢出身の作家・泉鏡花の作品が鍵となる「狭霧の宿」が印象的だった。傍から見たらその妖怪の行為は取り返しのつかないことだけど、彼女に悪意はなく自分のもとにやってきたものの願いを叶えているだけ。追い詰められているときに彼女に出会ってしまったら、どうなるか分からないな。2021/05/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16841019
  • ご注意事項