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内容説明
ミーナちゃんの上位モデル、スーパーミーナちゃんが登場します。
さらに今回、ミーナちゃんは、どうやらはじめてのアップデートをむかえるようで……?
ひとりぐらしに戻ったタクマくんのもとに、新たなロボットもやってきます。
『次にくるマンガ大賞2020』コミックス部門15位を受賞。
異才・杉浦次郎が繊細な筆致で綴る、感情をゆさぶる物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pieta
7
「私のごはんをお腹の中に捨てないでください」開頭されたときに内部隠すシーンで、やめて…ってなった。「感情」が技術で再現されてるとかじゃなくて、タクマさまとの同居で行動原理とか思考回路がちょっとずつプログラムに加わってるのかもなぁ。2020/10/25
みやしん
6
フィクションのロボットは軒並み人間臭さが出てくるものだが、本作はあくまでも家電の一部。バリエーションも出てきて世界観に奥行きがついた。カタログスペック以上に個性的行動(恐ろしいかな女のカンよ)が起きてしまうのは果たしてプログラムのバグかお定まりの奇跡か。ピグマリオン症候群とは一味違うとも言える、機械との異種愛の可能性の追及はこれからも続く。2020/10/28
玉瑛
5
感情がないとはどういう事なのか、AIが示す感情のようなものは感情じゃないのか?みたいなグルグルとした思考になる。ミーナとスーパーミーナ、センジュちゃんは確かに同じ顔をしているが、ちゃんと異なるキャラクターに見えるのですごい。スーパーミーナは万能が故に思考に時間がかかるというのは実際のAI開発から見ると割と正しい説明だし、先鋭化した他のAIに思考を任せる・学習を受けるなどするのも存在する話だし、練られているんだなと感心した2020/11/03
ささやか@ケチャップマン
5
人間性と愛はどこになって、何がそうなのか、という哲学的な示唆を含みつつ、それはさておき普通に面白い。2020/10/30
Fumitaka
4
スーパーミーナちゃん登場。なるほど。スーパーミーナちゃんのご主人様の方はまだあまりはっちゃけられていないようだ。はっちゃけろ(要求)。海の話がミーナちゃんが化粧して顔が紅潮しているように見える話。その次にキスを学習する話。そういう「機械による機械の陵辱」場面もありか。ちょっと変則的だがこの作品も屡々「ここまで描けるのか」と思わせる場面が含まれている。描き切って欲しいものだ。センジュちゃんも飯田さんを守るためなら平然と人間を排除しようとするあたり理屈ではないようだ。よい。最後の話にマモル君初登場。2021/02/08