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内容説明
あの男は、「藤原」…と呼ばれていた。 「古事記」編纂の最中、養父から自分の出自と真の名を知らされた中臣史。その重さに潰されそうになりながらも、「史」として生きる道を選ぼうとするが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aisu
12
「天上の虹」を受けて再読。ふひとの姉氷上や妹五百重も出てくるが、天上の虹とまた違った絵柄、キャラで楽しい。ふひとや安萬侶の過去や出生の秘密。出雲の話を古事記に入れるかどうか迷っていたが、とりあえず出来たところまでは大海人からOKが出る。(3巻からはデジタル版しかなくて買ってなかった…。これは読まなくては…続き気になる…)2023/08/16
みなみ
12
Kindle Unlimited で読了。引き続き古事記の口述筆記、そして少しずつ明かされていく人間関係。史(ふひと)は古事記の途中経過を大王(おおきみ)に報告する。オッケーが出て編纂が続けられることになる。史は古事記に敗者の歴史をも書き残したことで、現政権への忠誠を疑われて安萬侶の身に危険が及ばないかを心配する。史も安萬侶もお互いに良い人なので安心して読める。2023/04/29
withyuko
12
不比等(等しく比ぶるもの不き)ではなく、史(ふひと)として生きようとするふひとなのに、先の帝の落胤だとかいう出生の秘密が告げられる。藤原皇子だと。でも、ふひとは、中臣史として生きようとする。稗田阿礼として女装する史が天武天皇に褒められて照れてる場面が好きです!太安万侶は稗田阿礼が史の女装だと全く気付いてないところがかわいいです。2020/10/21
にぃと
11
相変わらず古事記まわりがわかりやすくて読みやすい。 漢字は知らなくても名前を聞いたことのある神様が割と多いので楽しい。あと天照ちゃんかわいい。 前回の引きであった史の出生については一区切り。予想以上にあっさりだったのは驚き。あくまでも古事記編纂をメインに据える感じ? 女装っぷりもそうなんだけど史モードの時でも色っぽい。いやー女装が上手い系男子主人公とか久々な気がするー。2020/10/18
shimashimaon
5
第2巻のクライマックスは「序」の扱いでしょうか。三浦佑之氏の解釈とは異なる制作の秘密。主人公2人の緊張が伝わりますが、大海人はどのように考えていたのか不思議でなりません。第2巻の語りは国譲り神話まで。第3巻も楽しみです。2023/02/26