内容説明
南半球生まれのイソベルにとって初めての冬のクリスマス。町が浮かれた雰囲気になるなか、イソベルの今回のクライアントは不正告発サイトを運営する男性。予想外のことが苦手な彼はほとんど外出せず、家でジャンクフードを食べてばかり。毒殺の危険性も低いし、今回の依頼は楽勝かも! と、ロサンゼルスに来てから一番穏やかな日々を過ごしていたある朝、家を訪れると男性の姿がない。彼の母親や友人に心当たりを聞きながら探し回ると、廃屋で遺体となった彼を見つけてしまう。穏やかでシャイで正義感にあふれた彼がなぜ? 警察がなかなか手がかりを見つけられないなか、イソベルも捜査に協力しようとするが、かえって疑われてしまい!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
25
さくさくと♪毒見のお仕事場面はないものの、楽しみました(^^)ワンコの加入で、ますます賑やかになりそう。2020/10/24
ゆう
19
お毒見探偵シリーズ2作目。今回のクライアントはジャンクフード好きの引きこもり男性ということで、命の危険は少なめだけど、体重は多くなる。そんな中そのクライアントが廃屋で遺体となって発見される。本業の毒見は少ないけど、まあ探偵分野で危なかしくてヒヤヒヤしちゃうんだから。コナーと近づいてくのか、大穴?ハントか、これからどうなるかなぁ。2020/10/31
ひさか
16
豪州で2016年8月刊のThe Hunger Painsを訳して、2020年9月原書房コージーブックスから刊行。シリーズ2作目。毒見役のイソベルのクライアントが、殺された!から始まるユーモアミステリー。殺人はこの1回だけだけど、ちっともコージーじゃない。ノリは、前作と同様コメディタッチのハラハラドキドキで、ラスト付近には、思いもせぬ犯人が登場したりするけど、すでにマンネリかな。シリーズとしてはこの後もあるようですが、続けるかは微妙。2020/12/01
ごへいもち
14
読みやすかったけどお毒見探偵というオリジナリティが感じられない。しかしアメリカの警察っていやだなあ、まぁ日本が特別なんだろうけど2020/11/11
アカツキ
12
お毒見探偵2作目。今回のクライアントは不正告発サイトを運営する男性。ほとんど外出せずジャンクフードを食べる彼のおかげでイジーの腰回りは豊かになったものの依頼は楽勝ムード。しかし、ある朝、クライアントが姿を消してしまう。探し回って廃屋で彼の遺体を見つけたイジーは〈ソサエティ〉に報告すると調査員コナーがやってきて…。2作目にして毒見要素はほぼ無いけれど、コージーらしさが一段と増して面白かった。警察署長ハントが本当に無能だったのが残念。イジーとコナーの関係もぐっと近くなって、次の巻が楽しみ。2020/10/14