内容説明
別れた夫に押し付けられた借金を返すため、故郷を遠く離れてロサンゼルスにやってきたイソベル。報酬の高い仕事を求めていきついたのが「毒見役」。あらゆる毒物やドラッグの味とにおいを覚え、クライアントが食べたり飲んだりするものすべてを彼らより先に口にして、異常がないかをチェックするのだ。命がけの研修を経てようやく初仕事へ向かうと、イソベルを待っていたのは美形の私立探偵。これからは毎日、彼の食事もおやつもコーヒーも、なにもかも毒見をしなければならない。しかも、周りの人が不審に思わないように、彼の恋人役を演じながら！ 演技なんてハイスクール以来したことがないのに、と不安に思っていると、同僚が毒に倒れたとの連絡が入ってしまい……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
32
面白かったぁ♪毒味役を派遣する会社って設定といい、毒味役は遺伝子に変異があるとか、登場人物は皆さんキャラが良い(^ ^)シリーズが翻訳されますように。2020/09/13
ひさか
29
豪州で2016年5月刊のEat Pray Die 2020年4月を訳して、原書房コージーブックスから刊行。箸本すみれ訳。借金返済のために、テイスト・ソサイエティで、毒見役の職業についた29歳のイソベル。相棒のコナーと毒殺事件の調査に乗り出す。ユーモアミステリーだが、ドンパチめいたアクションもあったりして、死人こそ出ないものの、ちょっとしたアクションもあり、スリリングだ。イソベルの恋愛観もオープンで、積極的なのも面白い。テンポが良いのが楽しい。2020/11/17
ゆう
29
お毒見探偵シリーズ①。かなりひさしぶりにコージーミステリー読んだ。ヒロインはバツイチ、別れた夫に押し付けられた借金を返すために報酬の高い仕事を探して、現在は毒見役を派遣する会社でお仕事中。口にいれてすぐに毒がわかるようになるために体に覚えさせる研修ってどんななの！？こわっ！今回だけで何度も毒を口にしてるけど。。しかも6作目まで本国で出版て…毒見役が天職なのかな、イジーは。コナーは見た目はいい男なのかもしれないけどなんとも鼻持ちならぬ。今後も出てくるのかなぁ。にゃんこは唯一の癒し。2020/09/29
イエローバード
26
別れたダメ夫に押し付けられた借金を返すため、死と隣り合わせの毒見係に就いたオージー娘のイジー。毒を盛られて危篤に陥った同僚を助けるため、犯人探しに奔走するが……。大胆な老マダムやこわもての借金取り、女王嫌いの英国人バーテンダーなど、コージーに欠かせない脇キャラが充実。話も最後の最後まで目が離せない。続編も出たようなので続けて読みたい。おしゃまなにゃんこもマル。2020/09/27
椛
22
コージーで毒味って、どうなるんだろうと思って購入。 毒味とだけあって、コージーにしては珍しく、読んでいてもあまりお腹が空かなかった（笑） 著者のデビュー作とのことなので、続きも読んでみたい。2022/04/08
