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内容説明
2003年・重症急性呼吸器症候群(SARS)の集団発生をリアルに追っていくノンストップ・ノンフィクション。
経済活況にわく中国華南。そこは広東人の胃袋を満たす野生動物の宝庫でもあった。動物たちとの濃厚接触がもたらす謎の伝染病。高熱にからせき、呼吸が乱れ、血中酸素濃度が低下、やがて意識が混濁し、死へ至る。患者が運びこまれた病院が次々と集団感染に陥る。
舞台は広東から香港、そして世界へ。各地のラボによる病原体ハントの熾烈な争い。中国の隠蔽体質と闘うジャーナリストや内部告発者たち……。感染拡大を止めることはできるのか!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲンゲン
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かつて流行したSARSウィルスのドキュメンタリータッチの作品。中国の広州から世界中に広がる緊迫感と中国政府による隠蔽で遅々として進まぬ対策。登場人物が多くてわかりにくいところもあるが、そこは余りこだわらずに読み進めるからよかった。ただ一つ気になるところは、これは訳者がそうしたのかわからないが、ウィルスと菌をゴチャゴチャにしている所だ。例えば気になる表現としてウィルスの保菌者といのはなんか違和感がある。キャリアで良いのではないか。面白い。下巻に続く。2016/01/26
yooou
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☆☆☆★★2009/03/04
すけきよ
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下巻でまとめて2007/03/10