文春e-book<br> 史上最悪のウイルス 下 そいつは、中国奥地から世界に広がる

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文春e-book
史上最悪のウイルス 下 そいつは、中国奥地から世界に広がる

  • ISBN:9784163688008

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内容説明

2003年・重症急性呼吸器症候群(SARS)の集団発生をリアルに追っていくノンストップ・ノンフィクション。

経済活況にわく中国華南。そこは広東人の胃袋を満たす野生動物の宝庫でもあった。動物たちとの濃厚接触がもたらす謎の伝染病。高熱にからせき、呼吸が乱れ、血中酸素濃度が低下、やがて意識が混濁し、死へ至る。患者が運びこまれた病院が次々と集団感染に陥る。

舞台は広東から香港、そして世界へ。各地のラボによる病原体ハントの熾烈な争い。中国の隠蔽体質と闘うジャーナリストや内部告発者たち……。感染拡大を止めることはできるのか!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すけきよ

3
大げさな脚色はなく、淡々とした筆致なんだけど、毎日感染者と死亡者がカウントされていくのを見ていると、それが、かえって背筋を冷たくする。よく日本は助かったよなぁ。SARSの猛威は突然やむ。しかし、その原因は不明で、いつ、また現れるのかもわからない。人類が助かったのは運がよかったのに過ぎない。今回を教訓に、次は効率よく戦うことができるのだろうか?2007/03/11

at@n

1
SARSについて、主に香港と中国でタイム誌記者が同時期に取材した本。読みやすく面白い。驚くほど現在のコロナ禍と状況が似ている。WHO在籍時の押谷仁氏も登場する。気管挿管などの措置で医療者が次々と感染していく描写なども生々しい。野生動物市場が感染源になったと指摘する箇所ではセンザンコウ料理も登場する。コロナウィルスは変異しやすいということもよくわかった。SARS並の致死率とCOVID-19並の感染力を兼ね備えたウィルスの登場もありうるのかも。2020/06/29

ゲンゲン

0
これは確実にH5N1インフルのプロローグストーリーと思う。ヒトからヒトへ変異してしまったウィルスに対抗するために何が必要なのか、どういうスピード感が求められるのかよくわかるシナリオだ。インフルも結局、鳥を数十億羽単位で飼育している中国でヒトへの変異する可能性が高いから、このケースがそのまま当てはまる。やはり中国の正確な情報開示がキーになるだろう。2016/01/29

yooou

0
☆☆★★★2009/03/07

takao

0
ふむ2025/02/23

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