内容説明
稲妻が光る嵐の夜に生まれた子猫のダヤン。飼い主のリーマちゃんやいたずらざかりの弟たちといっしょに、元気に遊んでいましたが、ある冬の日、雪の魔法に導かれ、地球とは別の世界“わちふぃーるど”へ。そこは、動物たちが人間のように立って歩き、仲良くおしゃべりをし、気ままに暮らす世界でした――。魔法や妖精のいたずらと冒険に満ちた、猫のダヤンの物語、シリーズ第1弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
a.
2
大好きなダヤンの本を久しぶりに。小さな頃から大好きで、池田あきこさんの本はもう何回読んだか分かりません。わくわくするような展開はもちろん、なんといってもダヤンをはじめとする動物たちのキャラクターが最高。いろんな見た目や境遇の動物たちが一つの国で生活し、互いを受け入れていく姿は現実世界と似ているような。ハマると抜け出せないシリーズ。2022/06/12
イコ
1
河口湖にダヤンの美術館あってそこで初めて知った、色々とグッズはあるけど書籍を取り扱っている店が少なくて困る。わちふぃーるどに行く前と行った後の話、親との死別も書かれていたり、名前しか出てこないけど毒虫にカローシとか付けてたりと単純に子供向けでは無いようだ(何十年と続いている話なので、読者が大人になっているのも一因かな?)。ワニのイワンが良い味出している。2023/11/15
Goblin_Tale
1
目つきが独特の猫のキャラクターを何かで見かけ、印象に残っていました。ダヤンの絵本もありますがこの本は小説です。キャラクターや物語世界の背景がよくわかり、しゃべる動物たちが織りなす優しく不思議なお話を楽しめました。妖しく幻想的な雰囲気です。2023/06/02
莉奈
0
よく手帳とかで見てたけど、まさか小説で存在してたとは思わなかったので、見つけた瞬間すぐ手に取った。 表現が独特でTHE昔のおとぎ話って感じ 学校の図書館になくて読めなかったけど、小学生の頃に読んでみたかったな~2025/08/06
芙蓉葵
0
不思議な子猫のダヤンが人間のいない世界、わちふぃーるどで活躍する冒険譚である。 物語はダヤンの大親友のリーマちゃんがおばあちゃんから話して聞かせてもらう形で進行していく。 ダヤンは子猫らしく純粋で好奇心旺盛なキャラとして描かれていて、作中のキャラからも愛されている。もちろん愛嬌たっぷりの姿は読んでいる自分も明るく笑顔にさせてくれた。 ファンタジー小説で冒険ものであるが、とても優しい作品で子供にこそぴったりの作品だと思った。 誰かのために考えることができるダヤンの活躍に続編への期待が高まります。2020/09/23