講談社文庫<br> 第三ユーモア小説集

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講談社文庫
第三ユーモア小説集

  • 著者名:遠藤周作【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/08発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061313798

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内容説明

留学生活を終えて帰国し、女子学生と結婚した頼りない亭主の、涙と笑いの貧乏譚「うちの女房、うちの息子」、死の臭気漂う青春を過した、2人のくたびれた中年男の哀歓を描いた「入営の日」など、ユーモアの香辛料で味つけされた10編を収録。優しい眼で静かに見守るぬくもりが、行間からほのぼのと漂い出る名編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

53
ユーモアと優しさに満ちた短編集でした。静かさがあり、ほのぼのとしたぬくもりを感じます。2021/05/07

活字の旅遊人

39
エッセイ的な作品が多い印象の第三弾。全12編。戦争関連の話題は、やはり心に迫る。そこをメインにした「入営の日」は、とにかく生き延びた、という安心感が最後にグッとくる話になっている。また、灘中学関連の話題も面白い。神戸女学院の生徒さんたちは、こちらに全く関心がなかったと知ってしまうところは、男子校で同じく悶々と暮らした身には、苦笑せざるを得ない。佐藤愛子さんとの関係、ホントのところどうなんでしょうね? また全作品に共通する庶民的感覚が人気の秘密なんだろうなあ、と実感。作家が輝いていた時代、とも言える。2023/03/01

まめこ

18
★★★★☆先の2冊収録の作品といくつか設定が被る。生きるためのズルさや強欲を、逞しいユーモアとしてすくい取れる作者の感性が素敵だ。戦中の愛国心の重みと現在の愛国心の空々しさの対比に打ちのめされた「入営の日」、会津藩主の末裔だという松平青年「詐欺師」、捨てられた男への逆襲に燃える「踏んだり、けったり」、清純派歌手が取り戻して欲しい秘密の物とは「スターのかげに涙あり」うへ~(笑)2021/09/12

トメ

1
一番最初の「うちの女房、うちの息子」が読めただけでも良かったです。奥さんとの馴れ初めから新婚生活を送った家、そこに現れた先生との話。 人生何とかなると言うことが分かりましたが、自分もそうなのかと思うと自分には当てはまらないような気がします。2015/08/09

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