夫婦・カップルのためのアサーション

著者名：野末武義【著】

金子書房（2020/08発売）

• ISBN：9784760832613

内容説明

夫婦やカップルの日常的なかかわり方や問題を、自分も相手も大切にするアサーションという自己表現の視点から考える。夫婦関係に特有の関係性や周囲から受ける影響を理解し、自分と相手の違いに気づいたうえで、自分も相手も大切にしながら気持ちを伝える方法が具体的にわかる。カップル・セラピーや家族心理学の知恵を活かして二人の関係を見つめ直し、前向きにコミュニケーションがとりあえるようになるヒントが満載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yuma Usui]

自分も相手も大切にする自己表現である「アサーション」を夫婦やカップルの課題解決に活用した一冊。「夫婦は基本的に自分と同じくらいの心理的成熟度の人をパートナーとして選ぶ」「親密さとは『自分が自分らしくいられ、相手のその人らしさも承認できるような関係』」などの考えに感心。感情優位か論理優位かといった「感情と論理のすれ違い」、2人の関係を取るか個人の自由を取るかといった「関係性と個別性の葛藤」、自尊心の強弱が影響する「自己愛と自己卑下」などの思考の癖を越えてアサーティブなやりとりができると良い関係を築けそう。

2019/04/14

[のえる]

メンタリストDaiGoさんオススメ本。 表題は夫婦・カップル向けとなっているけれど、誰に対しても活かせそうな内容。 私は周りから冷静と言われる事もあるがそれは感情をそれ程重視して来なかったということ…なるほど、確かに周りには感情的な人がそこそこ集まっている。何事も長短あるので自他共にあらゆる感情を大切にしていきたい！ 自分も相手も大切にするアサーションコミュニケーション、難しそうだけど実践していきたいものだ。 読了途中から偶然にも新書の本書を購入して正解だと思った。またいつか再読したい。

2020/10/18

[Nissy]

妻が以前買っていたものを読んでみました。軽く読める本という感じではなく、極めて真面目な本でした。「すべての結婚は異文化間結婚である」という点は常に念頭に置いておく必要があると感じました。

2023/05/31

[ぬぬ]

私に旦那さんどころかパートナーさえ居ませんが、YouTubeで紹介されていたのでこの度読んでみました。 相手のことを考えながら、自分のことも主張していく…アサーション、難しいですね！ さらに、私は実家から精神的に自立できてないのでさらにあかんやーん！ってなりました😢 自立していることが大前提みたいです💦

2023/09/27

[さちめりー]

夫婦仲はうまくいっていて現状困ってはいないが、なにかコミュニケーションのヒントになればと手に取った気がする。夫が「ありがとう」と「ごめん」をてらいもなく口にできる人なので、影響され素直なコミュニケーションができるようになった。アサーティブなDESC(セリフづくり)として、もう少し家事をしてほしい妻からの具体的な会話例がわかりやすかった。聞いたことのある話が多かったが、自分も相手も大事にする自己表現は人間社会を生きていくうえでとても大事なスキルなので、うまく身につけておきたい。察してちゃんはうまくいかない。

2025/04/24