へるす出版新書<br> 福祉は誰のために―ソーシャルワークの未来図

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福祉は誰のために―ソーシャルワークの未来図

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  • サイズ B40判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784892699832
  • NDC分類 369.1
  • Cコード C3247

内容説明

「福祉」とは何か。なぜ福祉は必要なのか。「自己責任論」が蔓延する現在、「本来の福祉」を実現するためにソーシャルワーカーは何をすべきなのか。福祉の現場・教育・財政の視点から現代社会の課題を考究し、ソーシャルワークのあるべき姿を提起する。

目次

1 「本来の福祉」を実現するためのソーシャルワーカーの課題と資格統合の必要性―現場から(現場での支援実践で感じてきた不全感;「福祉」とは何なのか ほか)
2 社会福祉のアップデートを目指して―ソーシャルワークのオルタナティブ論(福祉専門職は当事者と一緒に貧困と闘え;アドボカシーとは ほか)
3 ソーシャルワーカーの課題―育成(教育)から(「社会福祉士及び介護福祉士法」制定前後の教育の違い;福祉現場における実践とソーシャルワーク教育との乖離 ほか)
4 福祉にとっての財政問題―「共同の財布」はどこへ(なぜ財政を語るのか;「必要」を満たす「共同の財布」 ほか)
5 座談会:福祉は誰のために―ソーシャルワークの未来図(誰がために福祉はある;ソーシャルワーカーはいかにあるべきか ほか)

著者等紹介

鶴幸一郎[ツルコウイチロウ]
1973年生まれ。川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科卒。16年間の精神科病院勤務を経て2013年みやぎ心のケアセンターに勤務。2015年社会福祉法人フォレスト倶楽部常務理事。2019年同法人理事長。2016年日本精神保健福祉士協会社会保障問題検討委員会委員長

藤田孝典[フジタタカノリ]
1982年生まれ。ルーテル学院大学大学院総合人間学研究科博士前期課程修了。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学客員准教授。北海道医療大学臨床教授。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表

石川久展[イシカワヒサノリ]
1962年生まれ。1988年関西学院大学大学院社会学研究科前期博士課程修了。1990年大阪市立大学大学院生活科学研究科後期博士課程中退。1997年日本社会事業大学大学院社会福祉学研究科後期博士課程修了。1990年ルーテル学院大学文学部専任講師。2003年同大学教授。2009年より関西学院大学人間福祉学部教授

高端正幸[タカハシマサユキ]
1974年生まれ。2002年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2013年博士(経済学、横浜国立大学)。聖学院大学講師・准教授、新潟県立大学准教授等を経て、2015年より埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

30
政策をただ実行するのがソーシャルワーカーではなく、クライエントの権利擁護のためにアクションを起こすのがソーシャルワーカーである。この本は、その思いが強く出ていると思った。財源論は「分かち合い」で福祉が普遍的にみんなのものとなれば負担への抵抗もなくなるというスタンスで、資本主義社会の支配ー被支配関係が抜け落ちているのが残念。資本主義社会を捉えることの重要性を訴える本著だからこそ、権利性や人権保障の階級的意味をしっかりと捉えてほしかった。2019/12/02

Koji Takahashi

7
《全ての人のために》 歳を重ねて 事故や病気で 動けなくなる そんな日が来ても 安心して福祉に頼れる そんな世の中であれば良い 世の中は変化する 福祉にも変化が必要 そのために存在する役割が ソーシャルワーカー 単に目の前の困りごとに対応するだけではなく 世の中のものとして捉えて ソーシャルアクションを起こす 社会福祉士、精神保健福祉士は、問題意識を持って、マクロな視点で行動して、真のソーシャルワーカーになろう❗️ 2019/10/01

らんまる

3
福祉とはなんぞや。低賃金で働く我が身として地位の向上がないと感じている。その反面さて、ソーシャルワーカーは必要かという思いにも囚われる。直接支援をするには相談するだけ(乱暴な言い方ですが)の人材って必要あるのかしら?と悩んでいたが、ソーシャルワーカーは、社会を変革する人であるという文言が。ふむ。それならば納得。相談という枠組みではなく、人が生きることに希望を見出せるような働き方をしたいものです。 雇われから脱却することに至極納得いたしました。これから学ぶ方に読んでもらいたい!2021/09/17

さみー

2
本書を読んで、我が国の社会福祉における実践・教育・研究が乖離した状況について、改めて考えさせられることになった。本書は、やや研究者寄りの立場から、福祉実践、あるいは福祉教育の在り方について、ソーシャルワーカーであるならば看過できない課題があることを提示している。これ以上、福祉が矮小化しないように、実践はどうあるべきか。実践ありき、といった言葉が形骸化している今だからこそ、むしろ実践現場から、声を上げないといけないのかもしれない。2019/09/23

Seiko Sugiyama

1
私たちは今生きる社会をどのようなものにしたいのか。社会福祉とはそもそも何なのか、ソーシャルワーカーの倫理や価値はどのようなものでそれを意識して活動できているのか。社会福祉士や精神保健福祉士として働いている人にはもちろんのこと、これから学ぶ人たちにもぜひ読んでいただきたい一冊。2022/04/24

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