ときめきのいけにえ（１）

著者名：うぐいす祥子【著】

講談社（2020/08発売）

• ISBN：9784065200933

内容説明

『死人の声をきくがよい』著者最新作、咲き乱れる［恋愛×恐怖］

「これは夢？ それとも奇跡？」
地味で目立たない少女・神業寺マリは、交通事故で瀕死のところを助けたことがきっかけで、クラスで一番人気の男子(しかもマリの片想いの相手！) 花水木シゲルに告白されちゃった！！ でも、マリには素直に喜べない訳がある。なぜなら、彼女の家族は真の意味で“猟奇的”だから……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[眠る山猫屋]

今のところ『死人の声をきくがよい』の到達点には至らないが、期待は持てる展開。地味な女子中学生である主人公が時折見せる表情に魅せられる。花水木くんの血を見た時とかね。殺人鬼一家というと、テキサスチェーンソー的な家族を想い描いたが、カルト寄りなんだな。生け贄を誘拐してくる連中や家政婦さんの立ち位置が謎。更なる巨大組織なのかな？お父さんが意外に小物感を漂わせていて、兄や弟の凶悪さに比べると早めに退場してしまいそう。さて２巻探しに行こう。

2021/09/01

[Ex libris 毒餃子]

画風は最近のものに近いが、雰囲気は古典的ホラー漫画で大変、面白い。ヒロインが嘔吐する漫画はハズレなし。

2021/01/30

[澤水月]

akaひよどり祥子の死人の声を聞くがよいにつぐ新作、ヒロインは漫画家志望。また一層可愛く描かれて甘酸っぱいラブコメの気配…が、一転！！　アイアムアヒーロー１巻の大転換思い出すような、依って立つ地面崩れるような不穏！グロと残酷描写に子供の怖さなどこれまでのテーマてんこ盛り！　恋愛もマジでどう展開するか楽しみ

2020/09/07

[フロム]

面白いと思う。ただ外で何か食った時に時折り感じる、「何か美味いんだけど一足足りないんだよなぁ」感が凄い。残便感と言うか残尿感と言うか。モヤっとするんだよな。構成、キャラ造形、世界観などを手癖で描いてる感がアリアリなので、フックとなるワンアイデアがもう一声欲しい。優れた編集者が付いたら凄い漫画を描きそう、そんな予感を感じさせる漫画家さんではあります。

2022/06/04

[祐樹一依]

【○】どう見てもホラーなのに作者は少女漫画(ラブコメ!)をやろうとしている。どう見てもホラー…。

2021/12/24