内容説明
伝説の巨船引き揚げに挑む。男のロマンに満ちた大傑作!
稀少なビザニウム鉱石をめぐる米ソ虚々実々の諜報戦&争奪戦!
アメリカの新型防衛網の完成に不可欠なビザニウム鉱石。ピットたちは、20世紀初頭にソ連から持ち出されたこの稀少鉱石が、超豪華客船<タイタニック>号の船艙に積み込まれていたという情報を掴む。伝説の沈船引き揚げという難事業を決意した彼らは、4000メートルの海底に眠る巨船をついに発見するに至るが、ソ連工作員の暗躍による殺人や事故に見舞われ、引き揚げ作業は困難を極めることに……。海洋冒険小説に金字塔にして、巨匠カッスラーの遺した代表作、ここに復刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
波
19
カッスラー先生のその後の作品の要素が全部詰まっている?自然の猛威にスパイ戦。暗躍する水面下の戦い。(”水面下”は2重の意味が…)凄い、最後までハラハラドキドキ。2020/09/04
ゆーぼー
13
カッスラーの作品は、どれも楽しめて、殆どの作品は読了していたけれど、こんな傑作読んでいなかったことに驚いた。 過去には新潮文庫で発行されていたけれど、今になって扶桑社が版権を買い取ったものと思われる。 名作は、何度でも甦ることを、実例として実感できる作品だ。 アクションストーリーでありながら、読み手の心に迫ってくる場面が数多くある素晴らしい作品だ。2020/08/12
なつみかん
12
タイタニックは浮上した!読んでる僕の気分も〝上がった❗️〟かれこれ30年前に読んで以来3度目のはずなんだけど(だから少し舐めてもいたんだけど)テンポのよさ、その緩急につかまれて気持ちよく読み終えた。2022/05/01
kousei
11
防衛システムに使えるビザニウム鉱石は沈没したタイタニックにあるのか、引き揚げの困難な状況に米ロ情報戦、スパイの暗躍、どこに落ち着くのか予測不能のまま終盤へ、エンタメ小説を堪能した。映画化もされているようで観てみたい。2021/05/02
ダシポン
8
★★★★☆下巻では引き上げトラブルあり、感動の浮上あり、スパイ大作戦に嵐の航海と盛りだくさんである。よくもまあこんなに盛り込んだものだと感心してしまう。1976年の小説とは思えないリアルさとファンタジーアクション、そしてラストの大団円。ついでに男女の恋のもつれ?いやはや。是非他の作品も読んでみたいと思った。巨匠が生きている間に呼んでおけばよかったな、と感じた壮大な一作だった。2020/10/24
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