内容説明
女も海も、釣るなら本気(マジ)で惚れてみろ! 4名人の熊野灘決戦! 出るか秘技・四本竿……そして恋の行方は? ――宿敵「沖泊り源平」を那智勝浦に追いつめた波太郎。インテリ漁師や山林王、そのジャジャ馬孫娘まで巻き込んで、組んずほぐれつの名人対決を展開する。海と魚を真に愛する男たち・女たちの競演! <上下巻・『さすらい波太郎――伊勢湾彷徨/紀州沖急追/熊野灘対決(全3巻)』改題作品>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
4
波太郎もついに最終巻(涙) 海で拾った紀州山林王の孫娘の縁で、源平のみならず墨流しの土屋、若き名人浜和の四つ巴勝負が実現。思う存分腕を振るう名人戦の後は、ゲーブルの訃報が届き、遺言立会いのため、キャロルのいるアメリカへ。機内でCA紺野幸代も波太郎の追っかけと化し、杏子以上のじゃじゃ馬ぶりを発揮。相続問題を片づけて、帰国した波太郎は和船づくりの名人を訪ねて九州で源平と再会、女性陣も鉢合わせ。おいおい、波太郎、どうするんだい?まだまだ続いてほしいところですが・・・また読むまでの短いサヨナラです。2015/09/30