アフターデジタル2 UXと自由

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アフターデジタル2 UXと自由

  • 著者名:藤井保文【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2020/07発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296106318

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内容説明

デジタルが隅々まで浸透した「アフターデジタル」社会。日本はその社会に向けてゆっくりと進んでいましたが、コロナ禍で状況は一変し、速度を上げてアフターデジタル社会に突き進んでいます。

多くの日本企業は「DX戦略」で活路を見いだそうとしていますが、実はその立脚点が危ういケースは少なくありません。すべてがオンラインになるという前提に立っていないのです。

本書ではアフターデジタル先進国に注目し、特に中国のアリババやテンセントといった巨大デジタル企業の「戦略」、表面的な取り組みの奥にある「本質」に迫ります。事実として、アフターデジタル社会では産業構造がひっくり返ってしまいます。これは予測ではなく、実際の中国市場がそうなっており、こうした世界が広がれば、日本のお家芸ともいえる製造業は最下層に位置づけられてしまうのです。

いわゆるデジタル企業だけでなく、デジタルビジネスとは直接関係ないと思っているビジネスパーソンにも、本書を読んでほしい。なぜなら、アフターデジタルでは、リアルがなくなるのではなく、リアルの役割が大きく変わると言われているからです。

アフターデジタル社会になると、市場のルールが変わると考えたほうがいい。キーワードは「UX」。そして、アフターデジタル社会において成功企業が共通で持っている思考法を「OMO」(Online Merges with Offline)と呼びます。社会の変革は避けようがないなら、こうした新たなルールをいち早く学び、自社の立ち位置を決めて戦略を練らねば負けてしまいます。既に新たな成果を出し始めている日本企業もあります。デジタルを強みにするには必読の書です。

目次

[まえがき]アフターデジタル社会を作る、UXとDXの旗手へ
第1章 世界中で進むアフターデジタル化
第2章 アフターデジタル型産業構造の生き抜き方
第3章 誤解だらけのアフターデジタル
第4章 UXインテリジェンス 今私たちが持つべき精神とケイパビリティ
第5章 日本企業への処方箋 あるべきOMOとUXインテリジェンス
[あとがき]待ったなしの変革に向けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

99
前著よりもはるかに具体的になってきてわかりやすさがありました。アフターコロナ、アフターデジタルということでの今後のこのような分野での参考になるものと感じられます。私はとくに第4章のUXインテリジェンスという箇所が重要なカギを握っていくものと思いこの部分だけ再読しました。2021/01/31

d2bookdd

47
『UX』=顧客体験。を向上させるのが目的。顧客自身が気付いていない障害を取り除き、想像を超える体験で喜びを与え、ファンを獲得する。綿密な設計が必要。その設計の出来る人財が、数多く必要。2021/06/08

ミライ

42
昨年リリースされた「アフターデジタル」の続編。2020年の3月~5月にかけて書かれたということで、コロナ騒動も念頭に入れた形でアフターデジタル(すべてがオンラインでつながった世界)について語られる、本書では前作の「アフターデジタル」の復習から始まり、日本での状況整理、本著のメインテーマであるUX(新たな顧客体験)の活用方法などが語られる。最近出てくるITサービスのほとんどがアメリカ・中国発というのは本書を読めばなんとなくわかると思う、といいつつもこれからの日本に期待。2020/08/08

kana

38
ヒット作の2作目と聞いて予想していた内容を良い意味で裏切られるような、骨太な内容。なんなら2冊目をこそ、読んだ方がいいかもしれない(1冊目は未読ですが)。1冊目で提示していた仮説や事例が時を経てどうなったかを振り返り、地に足のついたDXの始め方を説いており、コンセプトの提示に閉じず、周りの取り組みを当てはめて考えやすいよう構成されているのがよかったです。でもだからこそ、その意味を理解するには実践しながら何度も読み返す必要がありそう。DXの先にある新たなアーキテクチャが自由に繋がるというのもとても興味深い。2022/01/17

速読おやじ

37
UX(顧客体験)の価値を高めないと、DXなんてやっても意味がない。とにかくユーザーエクスペリエンスの重要性が繰り返し主張されている。アリババがやっているOMOのスーパーを視察して、その方法論だけ真似てもダメだと。世界観を作り、とにかくUXだと。UXとらユーザー(デザイン)、ビジネス、テクノロジーの3つが関わり合う時に生まれる体験である。さて、データがお金になるというのは幻想で、UXに還元して初めて意味がある。アフターデジタルとは、UXの視点から社会変化を見直すという試みだ。UX、もう少し考えてみよう。2020/10/17

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