エトセトラ VOL.2

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エトセトラ VOL.2

  • ISBN:9784909910028

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内容説明

フェミマガジン2号目は、〈日本でいちばん有名なフェミニスト〉田嶋陽子を大特集! 世代を超えて集結した執筆陣によるエッセイ・書評、一般投稿「田嶋陽子さんへの手紙」、田嶋陽子本人へのロングインタビューなど。田嶋陽子へのリスペクトに満ちた、あの頃テレビで田嶋先生を観ていたすべての少女たちへ捧げる一冊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

96
田嶋陽子さんが特集された雑誌は、今のところこれぐらいではなかろうか?。ある年代の人達が、初めて知るフェミニズムの学者の代表者は田嶋陽子さんだろう。田嶋先生の著作すら読まず、テレビで怒る田嶋さんを観て、笑ったり嫌ったりした男は今も多いと思う。しかしこの雑誌を読んで、田嶋先生にごめんと謝りたい気持ちにさせられた。今よりマッチョな時代、マイノリティが笑われる時代、真面目である事が恥ずかしいとされた時代に、田嶋さんは果敢に闘った人である(今もなお)。冤罪が晴れたような言い方だが、田嶋さんの主張は正しかった。尊敬。2021/02/17

なるみ(旧Narumi)

24
疲れている時に読んだのが悪かったのか、さらっと読了してしまいました。後日再チャレンジしたいです。2021/02/04

明智紫苑

23
若い頃の私にとっては、田嶋陽子さんは『北風と太陽』の北風に見える人だった。しかし、その思い込みはメディアによるミスリードの結果だった。今の私にとっては田嶋さんは北風ではなく太陽である。実際、この人がいなければ私はフェミニストにならなかった/なれなかったかもしれない。無意識のうちに、私は田嶋さんの薫陶を受けていたのだ。田嶋さんは「女性版大槻義彦」ではなく「フェミニズム版米村でんじろう」の役割を果たしている。というか、大槻さんの「オカルト批判」自体がどことなく無意識のミソジニー臭を放っている気がするね。2020/04/15

コニコ@共楽

20
結構好きな若手作家のお二人が責任編集しているというので、注目。特集は「We love 田嶋陽子!」というわけで、どんな中身か興味津々でした。いまの20〜30代女性が親世代に聞けなかったことを上野千鶴子さんや田嶋さん世代に聞いていることが面白いです。フェミニズムについて教えてくださいって姿勢で、責任編集者二人が聞いた田嶋陽子インタビューに説得力がありました。ってことは、今の若い世代も田嶋世代が感じていた差別をまだ感じているってことなんでしょうね。先輩たちの偉業を受け継ぐ世代が育っている勢いを感じました。2020/06/26

jamko

19
読み応えしかない一冊。現代のフェミニストたちによる愛に溢れた田嶋陽子評。「フェミニズムを3チャンネル(NHK )でやっても誰も聞いてくれない。だけどお笑いでやる、茶化してやれば人は聞いてくれる」「これは私のたった一人の運動」孤立無援のテレビ界で戦い続けた気概。Netflixあたりで田嶋陽子のドキュメンタリー作ってほしすぎる。今再び再評価の波が来て良かったと思う。2019/12/25

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