双葉文庫<br> 十三階の神

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双葉文庫
十三階の神

  • 著者名:吉川英梨【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 双葉社(2020/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575523669

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内容説明

警察庁公安秘密組織「十三階」。女スパイ・黒江律子の新たな任務が始まる。かつて地下鉄テロを起こした新興宗教「カイラス蓮昇会」。その教祖の死刑執行が迫り、十三階は揺れていた。そんなとき、母親がカイラスの分派団体に入信してしまい、律子は単独捜査に乗り出すことに。衝撃のラストが受ける究極のスパイサスペンス。超人気シリーズ第二弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

79
公安部・十三階のモンスター「黒江律子」。国家を守る為なら手段を選ばない揺るぎのない女。本件は宗教団体絡みだが公安が事を複雑にした。負の遺産の為に多くの人達が嘆き悲しむ事に…互いを信じ合う事もない諜報員の実状。他人を欺き、出し抜く事も求められる。二転三転する黒幕の影。国家を守る前に、足枷にもなるが家族をもっと優先させるべきだったはずだ。十三階の鎖に縛られた黒江律子はどう立ち直るのか?これでは十三階の死神だ。2020/11/24

タックン

70
十三階シリーズ2作目。オウム真理教を思わせる新興宗教の教祖の死刑執行がまじかに迫り公安警察は緊張状態の中、律子の母親がその分派の宗教団体に嵌ったと妹から聞かされ、妹を作業員として潜入させることに・・・・。 教祖の死の影響のテロ情報・教祖の跡取りの存在と公安作戦の真偽・律子の上司の古池失踪・妹の運命。 誰が敵か味方か全然わからないまま律子は真相に近づいていく。 ほんと最低でグロいけど先が気になって読んでしまう。 最後の展結末に絶句!!出だしが違和感あったんだよなあ。 ほんとあまりにも悲しい。2023/09/04

えりこんぐ

60
文庫にて再読。シリーズ第2段は十三階VS宗教団体。といっても古池班ではなく、ほぼ律子ひとりの闘い。妹を投入、序盤に出て来ないな〜っと思った古池はあんな事になってるし! 律子の孤軍奮闘が痛ましい。今回も再読なのにぶっちぎりで面白かった(°▽°) そしてこの辺りから古池沼にハマるw【積読125】2021/09/30

kei@名古屋

25
この人はハラマキシリーズの時も思ったけど、悪の組織に味方もなく立ち向かうという少年漫画の王道が嫌いではないのだなと思った。おそらく私も、律子に騙された警官と同じどれだけ感情移入しようと理解をしようと示そうと、律子にとってはあらゆる他人は傍観者でしかないのでしょう。おそらく古池でさえも。神とはいいタイトルで人は信じたいものを信じたいようにしか信じないのでしょうね2020/07/01

Kana

20
ハラハラしながら一気に読了。面白かった。オウム真理教を題材にしたカルト教団のテロの話。今回も律子の家族が巻き込まれて悲しい結末に。古池も生死をさまよう事態になったりと前巻より壮絶だった。続編も楽しみ。2020/06/14

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