内容説明
村上春樹訳でおくる、米国カリスマ作家の最後の作品集。
人生の精緻なモザイクなような17の短篇+エッセイ+ロングインタビュー+訳者あとがき
84年の生涯の間に発表した3冊の短篇集によって、アメリカ文学界の尊敬を受け続けるカリスマ作家、グレイス・ペイリー。
彼女の作品を「ひとつの小さな世界である」と評し、30年近くの歳月をかけて全作品を訳出してきた村上氏による第1作品集『人生のちょっとした煩い』、第2作品集『最後の瞬間の大きな変化』につづく、第3にして、最後の作品集。
※この電子書籍は2017年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
北風
13
一人称の語りが、状況を把握することができなくて戸惑い仕切り。んー、理解し難かった。2020/09/09
まさ☆( ^ω^ )♬
6
「人生のちょっとした煩い」「最後の瞬間のすごく大きな変化」を読んで、ちょっと難解だなあと思い間が空いてしまいましたが、第三の短編集である本作をようやく読む事が出来ました。意識してゆっくり噛み締めながら読みましたが、やはり分からない所が多々ありましたね。でも、前2作の時よりは読めた気がします。面白いって思えました。巻末のインタビューがまた良いです。このインタビューを先に読めば良かったかも。また、全3巻を再読したいと思いました。2023/01/16
氷柱
4
1076作目。5月6日から。風変りな作品群。どこがどう風変りなのかをしっかり汲み取らないと物語を楽しむことができない。ズレを味わうタイプの作品なのだろう。独特なリズムで進んで行く短編集だ。2024/05/10
バナナフィッシュ。
4
好きな著書の最後の著書。生涯で3冊しか書き記さなかったこともあり、どれもマスターピースである。そして3冊目。どれどれ。ペイリーの造る世界は何処とも似ずにいい意味でぶきっちょなのだが(ぶっきらぼう)、この作品にもそれは当てはまる。教育のある中産階級的やっかみおばさんと通行人のやりとりが正にそれ。いい味を出す、干物みたいな読了感。2020/05/20
sashawakakasu
3
旅のお供に読んだ。難しい短編たち。2025/01/05
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