内容説明
第26回電撃小説大賞、選考委員満場一致の《大賞》受賞作!!
第1弾は発売即日重版で話題の青春声優エンタメ、おまちかねの第2弾です!
裏営業スキャンダルが何とか収束を迎え「コーコーセーラジオ!」も、めでたく続行決定! ――とほっとしたのも束の間……
「本当甘ちゃんだよね。ふわふわ友情ごっこがしたいならよそでやれよ」
ストイックな実力派の先輩声優・柚日咲めくるに突然浴びせられた強烈な罵倒。でもそんな彼女も実は、秘密の《ウラオモテ》を隠していて……
さらに、夕陽とやすみの高校まで追いかけてくる、不躾な視線やシャッター音。事態に業を煮やした夕陽の母が、ふたりに課した超難題とは!? こじらせ先輩声優めくるのホントの思いも明らかに――!
「そのまま行け、ふたりとも――ッ!」
声優生命最大の危機でも、夕陽とやすみは止まれない、中途半端じゃ辞められない……! 諦めきれないふたりの声優ラジオ、ここに再びON AIR!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
54
夕陽の裏営業スキャンダルを何とか乗り越えたかに見えた二人。けれど夕陽の仕事は激減して周囲の反応も相変わらずで、そんな声優生命最大の危機に素の自分たちで勝負する第二弾。実力派の先輩声優・柚日咲めくるに突然浴びせられた強烈な罵倒、イメチェンして再び仕事を再開した二人が募らせてゆく違和感、そんな事態に業を煮やした夕陽の母がふたりに課した難題。今回は素の姿を知られた声優がどうあるべきかで揺れる二人の試行錯誤でしたけど、ギリギリの状況で感じたファンたちの想いに真摯に向き合って出した彼女たちの決断を応援したいですね。2020/06/10
タイコンデロガ級
53
面白かったです。 ただ一巻が取りあえずはハッピーエンドと言えるところで切り上げていたので、そのしわ寄せって言うのか…今巻は全体的にシビアな展開に終始してますね。 最後の方の展開は「実際だったらこんな上手くいくわけないでしょ~。クサいな~」と思いつつも、2人が声優を続けていける帰結を迎えられたことにホッとして、涙…滲んじゃいました。 それにしても、今回も由美子と千佳が一緒にお風呂入る展開ありましたね…。次巻以降も二人の入浴シーンがこの作品の定番のようにあったりしたら…なんか良いなとか、思ってます。2020/07/24
ヒロロシ33
49
キャラを変えることを心の中で葛藤し、前に戻そうと決意する二人だが、危険な目にあわせられないと言う親によって引退の危機 ファンたちも裏切りは許せないけど好きなんだよ頑張って欲しいと思ってる人はどこかに居るものだね。 2021/01/22
わたー
43
★★★★★1巻での、いわば感動的な終わり方に冷や水をぶっかけるような導入。嫌いじゃない。悪質な粘着男を排除しても、それでハイ元通りとはならない。これまで積み上げてきた土台の喪失、既存のファンへの裏切り、素に近い新たなキャラで売っていく苦悩。それら現実世界のアレコレを背負って、それでも声優として生きていく。青臭くて泥臭くて、それでもなお光り輝くような青春を鮮やかに描いており、非常に好感が持てる。ラストはご都合主義にも感じたが、ご都合主義、大いに結構。少しぐらいは夢もないとね。2020/06/11
まるぼろ
41
前巻での騒動を受け素の性格を強調した路線で行く事になった由美子と千佳。千佳と同じ事務所の声優柚日咲めくるにアイドル声優としての在り方にきつく指摘されるも彼女は…と言うお話です。読んでいる身としては由美子と千佳にとって…、特に後半の千佳の母親が出てきてからは不条理な話だなぁと思える内容だったので悪質なファンの行動などの箇所は気が滅入る所もあったりしたのですが、だからこそあの商店街のシーンはとても感情が出ていて良かったと思えました。ともあれ声優業を続けられる事になった二人ですが、次巻はどうなるのか楽しみです。2020/06/13
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