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内容説明
1960年代後半、一人の少女が東宝から映画デビューを果たした。映画産業の斜陽化が指摘される時代、彼女はテレビの特撮ヒーロー番組『ウルトラセブン』のウルトラ警備隊アンヌ隊員を演じることになった。やがてフリーの女優として、1970年代にはセクシー映画や実録ヤクザ映画でも活躍する。いまも新たなファンを獲得し続ける、女優ひし美ゆり子がその全貌を隠すところなく語りつくす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomomi Yazaki
23
清楚な印象でしたが、お色気も飄々とこなす彼女は意外と積極的で、したたかだったようですね。でもそれが悪く思えないのは、気さくで飾らない彼女の人柄によるものでしょう。本書は、多岐にわたる俳優や監督との意外なエピソードや裏話も盛り沢山で、読んでいて飽きません。そして当時の写真もふんだんに掲載され、彼女のピュアな美しさに驚くと共に、当時を知らない私ですが、何故か親しみと懐かしさを覚えました。その時々で華やかに映る万華鏡。彼女の人生は一見そう見えますが、何も飾らない、一人の普通の女性だったのかも知れません。2021/01/29
kei-zu
14
素敵な書名は、ひし美さんの提案とのこと。時代に流されるようでいながら、しっかりと足跡を刻んでいらっしゃる生き様が格好良い。黄金時代の名残りから日本映画の激動の変化の証言としても非常に興味深い。インタビューで著者が嬉しそうに対話を重ねる様子に、読者もワクワクします。2025/09/18
ヒデキ
11
映画からテレビへそしてネット時代へと活躍の場を移しながら生きてこられたひし美ゆり子さんへのインタビューを通じて映像の世界の流れを描いている一冊です。2020/01/20
makimakimasa
6
表紙の可愛さに魅かれて。約60年前の井の頭公園らしい。地元は中野や吉祥寺。本名の菱見地谷子でデビューも、硬いので百合子という芸名をもらう。「セブン」に格別な思いも無く、その後プロ意識も低いまま、邦画凋落期に契約切れでフリーになった途端に成人映画のオファーきて、断り切れずヒッソリ出演、そのドサクサで今の名に。ヌード流出事件でオファー殺到の流され女優人生も、『愛のコリーダ』主演は固辞したり、ポルノ女優と括られるのは嫌だったとの事。ホテルニューオータニでエスティシャンしたり、見合い結婚で引退後は銀座でパブ経営。2026/09/04
がんちゃん
4
とても良いものを読ませてもらいました。セブンファンでもアンヌファンでもないが、女優ひし美ゆり子の魅力が伝わってくる。女優の仕事から逃げようとしていた案外そんなだからこそその魅力が銀幕やブラウン管を通して素に伝わってくるのだろうか。P279のような企画があれば是非行きたいのだが。2020/12/31
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