ストライカーはおれだ! FWユニスの希望

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ストライカーはおれだ! FWユニスの希望

  • ISBN:9784265068722

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内容説明

いまやユナイテッド(12歳以下チーム)一の得点王となりつつあるユニス。でもサッカー場で自分の家族が喜んでくれることはない。特に父親はなにかとうるさく、厳しい。とうとう「これ以上成績が下がるなら、ユナイテッドをやめさせる」とまで言われてしまう。でもサッカーをそこまで嫌う父には悲しい過去があったことを、ある日ユニスは知って心が動く。サッカーと勉強の両立、父親との関係、チームメートとのすれ違い…。もろもろの問題を乗り越えて、ユニスはやがて「希望」を見出していく。そしてそれは父親をも変えていくものになった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

西澤 隆

3
物語は2巻でイギリスの階級に踏み込む。「親の階級」を甘んじて受け入れず上にいくにはきちんとした教育が必要だし下の階級はときとしてアッパークラスに蔑まれることもある。いやな思いをしたからこそ子どもをなんとか上の階級の住人にしたい親と、それより今大切なサッカーをまっとうしたい息子。たとえば僕らが落語や歌舞伎由来のいろいろに思うような、その国に暮らす人の教養として習うシェイクスピアが顔を出したりと「イングランドという異国」が匂う。小学生は楽しく読むはず。でも数年後に思い出すような何かが埋め込まれるよな、きっと。2019/02/25

亮人

2
今回はアジア系のルーツを持つエースFW、ユニスの話。勉強が第一でサッカーに嫌悪感を持っている父親との対立。そこには父親が若い頃は、スタジアムが白人中心だったことも関係していて。英国の人種問題は根深いね。そしてユニスのイライラは友人にも向く。絶対的エースFWなのに、上手く回らない姿はもどかしい。しかし良いコーチや環境のおかげで好転していく。このコーチが良い指導者すぎて!これは他の子たちもグングン伸びそうだ!2021/05/06

ぷるぷる

1
2巻目も子どもと一緒に熱中して読めました。アカデミーに入ったは良いが、お父さんにサッカーをすることを反対されてるユニスが仲間や家族と分かりあえていくイイ話。登場するキャラが皆人間臭くてリアリティある。 子どもに同士がケンカするのはともかく、渋滞に引っかかってイライラして余計なこと言っちゃうユニスのお父さんがいい味だしてる。後書きがなかなか感動的。「自分の考えを言葉にして話すこと~それを心がければ、ユニスのように、たいていのことは、なんとかなるんじゃないでしょうか」全くそうだと信じます。大人になってもね。2014/06/23

Y子

0
あとがきがよかった。ちゃんと考えを話しあってコミュニケーションをとるのが大事。2014/09/08

だいちゃん

0
ユニスがいっぱいゴールをきめててすごかった。2014/07/05

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