内容説明
園には、さまざまな発達段階やとても個性的な子どもたちが生活しています。発達の凸凹が気になるかもしれません。この本では、ペアレント・トレーニングの考え方にもとづいて園や集団の中で、子どもの行動を状況に応じた適応行動に導く方法を学んでいきます。
目次
1章 注目名人になる(うまくできる時とうまくできない時は紙一重―支援プログラム(1)子どもの行動に注目してほめる
ふつうの小さな行動こそ注目力がアップする―支援プログラム(2)今できている行動に注目する)
2章 観察名人になる(行動にはかならず意味がある―支援プログラム(3)行動を分析する
行動にはかならず法則がある―支援プログラム(4)行動の法則をみる)
3章 原因名人になる(うまくできないことは子どもにとっても災難―支援プログラム(5)災難の原因を考える)
4章 環境名人になる(子どもの行動は個性と環境で決まる―支援プログラム(6)子どものまわりの2つの環境
過ごしやすい環境が子どもの力を引き出す―支援プログラム(7)過ごしやすい環境を作る)
終章 良きメンターになる(“注目のパワー”を伝える;信頼のおける“相談相手”になる;発達支援の“7つ”のポイント;4つの“マスター”になる)
著者等紹介
上野良樹[ウエノヨシキ]
1951年、富山県生まれ。大阪医科大学卒業。金沢大学医学部小児科医学研究科学位取得。日本小児科学会専門医。珠洲市民病院、厚生連滑川病院、金沢大学医学部小児科、カリフォルニア大学ロサンゼルス分校に留学。1993年より、小松市民病院小児科部長として小児科医療にあたる。2014年から、小松市民病院副院長兼小児科部長。2016年より、小児科医として、金沢こども医療福祉センター・金沢療育園施設長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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