内容説明
幼くして両親を亡くした小鳥七彩は、同居する叔母の仕打ちに耐えかねて、高校卒業と同時に父親の遺言を頼りに、浅草の古書店「カミナリ堂」にたどり着く。実は狐のあやかしである古書店店主・九重銀人は、七彩が父親のことを打ち明けると、「偽装結婚」を条件に同居を許す。思いもかけない申し出、さらに、銀人に小学生の子どもがいることを知り、躊躇する七彩。しかし、自分の居場所はここしかないと腹をくくり、「偽装家族」として生きていくことを決意する。浅草を舞台にしたヒューマンあやかし家族ドラマ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おれんじぺこ♪(15年生)
13
何かのために「偽装結婚」するお話は多いけれど、これはあやかし系。三人が少しずつ少しずつ打ち解けていく様がほっこり。銀人のお姉さんのキャラも良かった。お話の終わりは想像通りだけれど、いい感じでこのまま終わってほしいようなもう1冊くらい続編が読みたいようなそんな気持ち2023/10/30
梅みかん
8
少しずつ、家族になっていく。 家族、居場所は作っていける。泣くほど居たい場所って大切。2021/08/01
ひまわり
6
私好みのハートウォーミングな話でした。続編希望!!2022/07/29
MAMI.
4
★★★★☆2020/04/27
あずとも
4
最初は少し思ってた感じとは違ったけれど最後の方には家族らしくなってきた感じ。さくっと読了。謎が残されたままだけど続編あるのかな?2020/04/23