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内容説明
「経営戦略は企業経営において最も重要な根幹部分です。理に適った経営戦略なしに、よい経営をすることはできません。端的に言えば、経営戦略とは経営の『意思』であり、多様なステークホルダーとの『約束』です。どのような会社を目指すのか、どのような存在になりたいのかを意思表示し、株主や顧客というステークホルダーと約束するものが経営戦略なのです。」早稲田大学ビジネススクールで学生満足度No.1の白熱講義を紹介!【光文社新書】
目次
経営戦略とは何か<br/>「ゲームのルール」を理解する<br/>グローバル競争と経営戦略<br/>「選択と集中」という考え方<br/>戦略代替案の考え方<br/>リーダーの戦略<br/>チャレンジャーの戦略<br/>ニッチャーの戦略<br/>経営戦略とは「仮説」にすぎない<br/>成長と経営戦略<br/>M&Aと経営戦略<br/>現場起点で経営戦略を立案する<br/>起業と経営戦略<br/>経営戦略の実現性<br/>破壊と創造
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
71
ビジネススクールでの講義を詠みやすさを第一にして新書版にまとめたものです。15の講義と3つの補講ということで今の経営戦略論についてのエッセンスがまとめられて最近の経営戦略論の状況を知るにはいいと思います。しかも簡単ながら各講義の最後にはケーススタディが載っていて参考になります。これだけでは表面を知ることになるだけなのでもう少し深く勉強したい方は詳しい本を読む十と思います。2015/09/23
ふ~@豆板醤
22
3。経営学の基本の復習にぴったりのまとまった本。SWOTや3Cなどフレームワークについての「フレームワークに使われるな!」という指摘が印象的だった。定量的でないと根拠が弱くなるし、分析した気になりがちだったなーと反省。顧客の不満に着目することもポイント。2017/06/26
さとC
13
メチャクチャ分かり易いd( ̄  ̄)!!皆さんの感想みましたが、「腹に落ちる」本ですね。そして、「ケーススタディ」が、なるほど!に見事に繋がっていて、この著者の本を読んでみたいという気持ちにさせます。2014/02/14
masabi
12
タイトルに偽りなく経営戦略の概論である。ビジネススクールの講義をまとめたもので、経営戦略の立て方から成功を収めた経営戦略をいかに刷新するかまでが収録されている。経営戦略はビジョンを理論的枠組みに落とすものだが、過去のデータを基に作成されているので、仮説にすぎない。実際の経営が軌道に乗らないときは仮説を修正する勇気が必要だ。戦略を盲信してはならない。スタートアップには何より実現しようとする熱意がものを言うが、その後は冷静に戦略を練ることが求められる。2015/11/25
Gatsby
12
大学で講義を聴くような形式で構成された本である。まずは経営戦略とは何かという定義から始まる。筆者によると、まず戦略とは「合意された組織の目標」であり、経営とは「価値創造」である。講義があってその終わりに講義内容に関わるケーススタディが付されている。非常に親切な作り方だと思う。一度は全体を通して読み、次にもう一度講義の部分のみを復習して頭の中に定着させるという読み方がいいと思われる。この本の次に『現場力の教科書』が出版されているが、まさに教科書という意味ではいい本だと思う。2012/10/08