創元推理文庫<br> 少女の鏡

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創元推理文庫
少女の鏡

  • 著者名:佐藤さくら【著】
  • 価格 ¥730(本体¥664)
  • 東京創元社(2020/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488537067

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内容説明

「おまえ一昨日、旧校舎に行ったりしてないよな?」クラスメイトに言われて驚いた。美弥は旧校舎に足を踏み入れたことはない。学校の七不思議では旧校舎の鏡に姿を映すと、鏡の中の自分が抜け出て襲いに来るらしい。その後も覚えのない場所で彼女を見たという目撃者が続出、ついに美弥自身も出会ってしまった。そのとき、助けてくれたのは大きな犬と、その犬を兄と呼ぶ少年朱鷺だった。朱鷺は各地を旅して呪物を集めているらしい。半信半疑のまま美弥は自分に起きている奇妙な出来事を彼に打ち明けるが……。『魔導の系譜』の著者の新シリーズ開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうら

6
良いも悪いも呪いとなるんだ。呪物を集め管理する一族の生き残り朱鷺とその兄で冬二。今回は鏡に映ることを厭う少女に出会う。まだ入り口で、兄弟2人の関係も微妙。これから深まるのか、楽しみにしよう。2021/04/30

RIN

5
これまた設定が上手い。ほぼ人外の兄弟も良いが、呪いの解釈が面白い。良くも悪くも強過ぎる想いは呪いになり得る。全くもってその通りだと思う。怠け者故に登場人物達の内面に共感は出来ないが、彼らの不器用な真摯さにやるせなさと哀愁を感じた。旅の終わりには一体何があるだろう。出来れば二人の旅が少しでも穏やかであればいいなと思う。2021/05/16

みどり

4
なんとなく衝動買いをした1冊(1シリーズ)。 呪物を集める、管理する不老不死の少年のお話。もともと少年がどうしてそうなったか、その兄がそうなったかの、過去のパートと、現在呪われてしまった少女の、その呪いはどこから来たのか、どうやって解呪するのか、のパートに別れて交互に話が進行するので、飽きない。 「お前は不細工だね、不器量だね」と言われて育った私には非常に身につまされるお話でもあった。2022/04/04

みゃお

4
これまでに接してきたものと 違った切り口からの物語でした。 旅する二人に安寧は、訪れるのか。 失われてしまた真実に たどり着けるのか。 次巻へ続く。2021/06/02

ハッピーハートの樹

4
姿形を持って襲ってくることはなくても、何てことのない言葉が大きな枷になってたり、普通のことが出来なかったり。トラウマとかスランプとか、言葉は違うけれど、“呪い”って案外すぐそこに存在しているのかもしれない。ちょっとした切っ掛けで、ふっ切れたりするところも同じだし。/小さいころに親から影響が大きいんだろうな。子供に干渉しないわけにはいかないから、色々と声はかけるんだけど、呪いの言葉になっていないか、気を付けないと。/結局、自分の力で破って成長していく面もあるから、あまり気にしすぎも良くないかな。難しいよね。2021/03/12

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