内容説明
火事に見舞われて死んでしまった春吉は、妹のおはなが気掛かりで成仏できないでいた。妹が奉公先の若旦那に悪さをされそうだからだ。事情を知った同じ幽霊の志保は、弟の定町廻り同心樫原七之助に、おはなを助けるように頼むのだが…(「雲雀鳴く」)。新月の深夜、組屋敷への帰り道で七之助は黒ずくめの一団に襲われる。志保の協力でかろうじて退けるが、彼らの目的は七之助が検死した死体の印篭に隠された文だった。それはある藩の行く末を左右するのだが…(「紫陽花の庭」)。独り立ちした若き同心の活躍に、姉の霊はついに成仏できるか。人気シリーズいよいよ完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
116
同心七之助ふたり捕物帳「虹の別れ」5巻。すっかり同心らしく成長下七之助さん、将来の伴侶となる人も決まり、姉志保も納得安心の大団円、ほのぼのとした姉弟の物語でした。2016/04/03
ごへいもち
14
完結編。これから主人公は(姉の)超能力のヘルプが無くなって、残念2024/08/01
ううち
8
ついに完結。捕物系にしてはほのぼのとして好きなシリーズでした。最初から比べると成長した七之助さんの立合いがカッコ良かったです。ラストはさらっと。2015/07/24
M2
2
七之助も頼もしく成長し新たな縁も結ばれて志保さんも心残りなく無事に成仏。個人的には相馬義一郎さんの活躍がもっと見たかった。2021/03/13
はのん
2
シリーズ最終巻から読んでしまった。けっこう面白かったけど、最後があっさりかな。シリーズ最初から読んでみよう。2015/04/18