メディアワークス文庫<br> ココロ・ドリップ―自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう

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メディアワークス文庫
ココロ・ドリップ―自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう

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  • サイズ 文庫判/ページ数 338p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784048666725
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ここは、東京・自由が丘、『カフェ六分儀』。飾り棚に並ぶ“贈り物”は誰のものでもなく、誰のものでもある。気に入った物があれば持ち帰ることができるが、条件がひとつだけ。“贈り物”を受け取った人間は、それと同じくらい価値のある物を、替わりに飾り棚に残さなければならない。このカフェは待合室なのだ。ときには宛名のない“贈り物”が人と人とを繋ぐ―。香味豊かな一杯の珈琲のように、あなたに幸せなひとときをお届けする物語。

著者等紹介

中村一[ナカムラハジメ]
神奈川在住。二児の父。第15回電撃小説大賞応募をきっかけに、2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

88
コナマイキ女子大生とツンへたれ作家シェフとにこにこマスターのトリオが出迎える自由が丘のカフェを舞台にした日常の謎ものとしては有り溢れている。その皮を被りつつ、本質としては父と子どもの物語。きっと中村さんがお父さん作家だからなんでしょうね。父親が願う様に、子どもが祈る様に全ての物事がうまくいく訳ではないけれど。最後贈り物の訳をする所で、giftはgive(与える)で父親的だけどpresentはpresence(存在する)に通じて子ども的な物だと思いました。与えられる事で、存在してくれる事で、救われる事がある2015/06/10

たるき( ´ ▽ ` )ノ

86
期待していた通り、なかなか良い雰囲気の本だった♪少し優しくて、思いやりがあちこちに溢れていて、癒される内容だった。続編も読もうかな☆2015/09/22

papako

69
電子書籍セールで気になって。ヒロインのチマの良さが分からず何となく読んじゃいました。なんかメディアワークスの本ってヒロインの秘密というか過去は一巻で明らかになるようにしてるのかしら。続くかどうか分からないから?チマの問題もサクッと解決。最近我が家のコーヒーが美味しすぎて、外でコーヒー飲むのがこわい。こんな美味しそうな喫茶店行ってみたいな。2018/11/27

のんき

66
自由が丘にあるカフェ六分儀には、いろんな人が訪れます。第1章の純と綾香のお話しがよかったです。純は、絵が好きだけど、親からは、反対されています。純は、親の期待を裏切らないように、綾香の夢の実現のために、自分の夢を諦めようとします。純は、カフェのバイトの知磨から、「本当に、やりたいことを諦めちゃうんですか。そうすることで、綾香さんが幸せになると、思ったんですか」と言われます。そして、いろいろ考えて、純も、綾香も、それぞれ大事な自分の夢のために一歩を踏み出します。二人の夢が叶うといいな 2017/09/30

hirune

59
カフェ六分儀の飾り棚には贈り物が置いてあり🎁気に入った人が貰って帰れるが、そのものと同価値と思えるものを代わりに置かなくてはいけない。面白いコンセプト、登場する人々も好感が持てるし、さりげなく伏線が張ってあったりして ちょっと浅い気はするけど、よく纏まってると思いました。好きな雰囲気のお話です😄拓さんは最後のところで「俺だけは何があってもお前の味方だから」って知磨に言いたかったと思うのに、意気地がないなぁ(笑)ホント☆2018/10/18

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