ちくま文庫<br> モチーフで読む美術史

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ちくま文庫
モチーフで読む美術史

  • 著者名:宮下規久朗【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 筑摩書房(2020/04発売)
  • 新生活を応援!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~4/5)
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  • ISBN:9784480430762

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内容説明

たとえばあなたが実際に美術館に出かけて目にした、これまで見たことのない中世の西洋絵画を即座に読み解くにはどうすればいいだろうか。本書は、絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書である。西洋絵画だけでなく、日本を含む東洋の美術や現代美術にも言及している。人気の新聞連載に加筆し、カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。

目次

本書で取り上げるモチーフ









ライオン


蜥蜴




驢馬

孔雀




果物
葡萄
パン
チーズ

ジャガイモ
向日葵
薔薇










手紙
天秤
書物
砂時計
仮面
ヴァニタス
十字架
車輪

鉄道



梯子

分かれ道

心臓


裸足と靴
性愛
慈愛

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

420
本書は東京新聞・中日新聞夕刊に連載されていたコラム様のショートエッセイをまとめたもの。美術作品におけるトリビュート、シンボルなどについて述べたもの。字数が少ないので、十分に語れないようで個々の項目については事典的な記述に終わっている。もう少し自由に書いてもらった方が良かったように思う。今回新たに気が付いたのは、「恋文」の項にハブリエル・メツー、ディルク・ハルスの絵が掲げられていたが、一見したところではフェルメールと見紛うばかり。ほぼ同時代のオランダ人なのだが、フェルメールの絵は時代の様式でもあったのだ。2021/03/01

ハイランド

105
絵画を楽しむにはいくつかのアプローチがある。絵そのものの色合いや構図、タッチを自分なりに楽しむやり方。画家の生涯に思いを馳せながら、画家の気持ちになって楽しむやり方。そして書かれたモチーフの意味するものを考え、込められた意図や寓意を推測するやり方。如何せんキリスト教的教養に無縁の生活をしてきた身にとっては、特に西洋絵画の意味するものを推測するには材料不足である。この本はそんな私への福音書じゃないかというぐらいドンピシャの本でした。カラー図版も豊富だし解説はわかりやすい。アンチョコとして手元に置いていたい。2016/08/21

nobi

82
全63モチーフ。モチーフ毎の寓意やエピソードが見開きの頁に満載。元は新聞連載記事ということもあってか卑近な話題も登場するけれど、さりげなく歴史・文化のありようが要約されていたりもする。何より実物に著者が接しているが故の臨場感あって、その上で、次の見開きに掲載された絵を見て行くのが楽しい。動植物等、正邪、貴賤、象徴としての意味が強いか、愛でる対象として見ているか、西欧と東洋特に日本とで随分と違う。あとがきの最後が衝撃的。そのような差し迫った状況の下でこの連載が書かれたのか、と思わずその痕跡求めて読み返した。2019/09/23

Aster

56
2/3まで読んで挫折。端的過ぎて美術初心者はイメージが湧きにくい。モチーフを紹介している本なら他にもっと良いのがある。2020/06/07

zirou1984

42
古典絵画について時に難しく感じてしまうのは、羊や魚、チーズといったモチーフについての常識が不足しているから。新聞で連載されていたものを文庫化した本作では、上記のような対象についての解説と関連する絵画についてそれぞれ2ページ×2ページの枠組みで紹介されており、広く浅くながらも驚きに満ちた内容となっている。特にWindows OSとそのアイコンにも聖書的意味があったというのは意外だった。洋の東西における解釈の違いは面白く、歴史的作品の数々がカラーで収録されているのも入門書として嬉しい作りになっている。2015/10/31

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