内容説明
皇帝・イヴァンは、幼馴染みの王女・ナタリアを娶る。しかし過去のトラウマから恋に臆病なナタリアは、大切な初夜で大きな失敗をしてしまう。妻の務めを果たせず落ち込むナタリアだが、イヴァンは優しく包み込み、宝物のように大切にしてくれる。妻を愛しすぎた皇帝の一途な溺愛に、ナタリアは彼のすべてを受け入れたいと願うようになり……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっきぃ
4
なんとも切なすぎてイヴァンが哀れになった。時期国王である兄の婚約者だったナタリアが好きなイヴァン。不慮の事故で兄が亡くなり、そのせいで昔の記憶を失い、時々自分を見失う奇病に陥ったナタリアを妻にしたイヴァン。正常なときと奇病を発するときの差にイヴァンの心も悲鳴をあげてくる。切なくてたまらん。最後は安定のハッピーエンドだったけど、それまでが辛そうだった。そしてイヴァンの愛がとても強い。2020/09/19
ヤモリ
0
本編はどシリアス。題に「愛欲」とか入ってるけどエロはほぼなし。婚約者を亡くし心を壊したヒロインと、献身的に彼女を支えるが消耗していくヒーローが過去を乗り越えるまでの話。主人公はヒーローの方。介護と治癒の行き詰まりと冬の閉塞感、ヒロインの美しさと雪国の描写が合っていて良かった。タイトルの軽さがあってないのと途中経過が丁寧な分トラウマ解消の終盤があっさりめなのがちょっと残念。2021/08/01
ナナイロ
0
電子版。2020/04/19
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