真説“戦う日本刀”

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真説“戦う日本刀”

  • 著者名:大村紀征【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • BABジャパン(2020/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784814202577

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内容説明

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何が日本刀を、ここまで“高性能”にしたのか!?
世界に誇る日本刀の“性能”の秘密!

こんなにも細身で薄く美しい姿で、なぜこんなにもよく斬れ、折れも曲がりもしないのか?
新日本刀、振武刀、満鉄刀、群水刀、斬鉄剣……
鑑賞刀剣だけが刀にあらず!
日本刀の“性能”を巡る、知られざる珠玉のドラマ!

“折れず、曲がらず、よく斬れる”の追究は、何百年も前から今に姿を残す刀の中に、確かに、ある。
構造分析、断面写真等、貴重資料とともに、その秘密に迫る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のれん

9
日本刀の実用性に語る本。切れ味というと七ツ胴とかの逸話があるが、そんなことよりも断面からの金属構造から、素材、鍛造方法まで近代とそれ以前で明確に分けられることを説明し、その強度を求めた戦前の軍刀の実力に繋げている。 作者の熱が一番入ってるのがココで、村田刀から始まる明治から昭和までの軍刀こそが美術品に墜ちた近代の刀とは違い、復古した古刀、元来の日本刀であると言えるとしている。 日本刀は銃と同じ兵器であり、それ故にその性能を追い求めることこそ本意である。「自衛隊」となるこの国では中々その理想は遠いだろうが。2022/01/04

なつきネコ

7
通説とは別方向から見た刀。玉鋼で四方詰めの新々刀以来の日本刀。それは別に中国から輸入された鉄で作られていた。古刀を研究すると見えてくる別の形の刀。軍刀研究目当てに買ったけど、中国との輸入鉄の歴史から始まるとは。さらに工業からみた軍刀研究史は面白い。切れ味と頑丈さと大量生産を求めた歴史。村田刀、満鉄刀へと切れる頑丈な軍刀への挑戦。さら寒冷や塩害対策。これらの研究史から日本軍の大陸侵略と海外拡大路線を象徴している。歴史は対応している例と言える。軍刀の仮想敵として中国の青龍刀があったから軍刀を捨てられなかった。2021/12/28

えぬ氏もわるよのぉ

4
現代では日本刀は美術工芸品なので、出版物も鑑賞ポイントの解説に重点を置いたのが多いが、本書は武器としての実用性に徹底的に拘った考察。現代の日本刀の定義は砂鉄をたたら製鉄で玉鋼にし、軟らかい芯鉄を固い皮鉄でくるんで作り込むのが一般的だが、これは輸入が制限された江戸時代以降の話で、それ以前は中国からの輸入鋼など材料も作り込みも多様であったとしている。また、近代の製鉄技術や製造技術を応用した旧軍の軍刀は現代では日本刀と認められていないが、性能的には凌駕し忌避する理由はないとする。既成概念を壊される本である。2020/05/20

onepei

4
私の知識が乏しいせいか、詰め込んだ話が整理できていないように感じる2020/04/11

hamu hanako

0
武器としての日本刀にフォーカスした本。他の本ではあまり触れられない軍刀についてめちゃくちゃ詳しく書いてくれていてありがたかった2021/12/19

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