コルク<br> スタディサプリ三賢人の学問探究ノート(1)人間を究める

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コルク
スタディサプリ三賢人の学問探究ノート(1)人間を究める

  • ISBN:9784591165768

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内容説明

偏差値でもない、知名度でもない、
新しい時代の進路選びに。
超豪華研究者9名が伝えたい、
子どもたちへのメッセージ

最先端で活躍する研究者たちの生きざまを、
『人間を究める』
『社会を究める』
『生命を究める』
の3テーマで収録。
教育改革真っただ中の今だからこそ、
これからの進路について、
親子で読みたいシリーズの登場です。
変化の激しい時代の中でも、
子供たち自身が自分らしい
進路選択を描いていくためのヒントが、
きっと見つかります。


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進みたい道を、探究しながら、自分で創りだす。
子どもたちだけではなく、
新しい時代を迎えるすべての人たちへ。
生き抜くための本質が、この本には詰まっている。

コルク代表
佐渡島庸平
(ドラゴン桜/宇宙兄弟プロデューサー)

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◆本書「はじめに」より


すべての始まりは、小さな気づきだった。


私たち「スタディサプリ進路」は、
高校生に向けて、
自分らしい進路選択を
応援するための情報を編集し、届けています。

多くの研究者や仕事人に取材をする中で、
ひとつ気づいたことがありました。

どんなにすごいと言われる研究や、
社会のあり方を変えてしまうような
取り組みであっても、
そのはじまりは意外にも、
身近な出来事や気づきであることが
多いという事実です。

このシリーズに出てくる賢人たちのはじまりも、
そうです。
昆虫の色の不思議。
教室での違和感。
親戚からもらった生き物図鑑を開いたこと。
きっかけは、誰にでも起こりうる、
身近な出来事です。

しかし、
その小さなきっかけを
「面白い!」と感じたからこそ、
熱中への扉が開かれ、
結果として「人間」「社会」「生命」といった
壮大なテーマへとつながっていきました。

賢人たちの熱中のストーリーは、
あなたにどんな気づきを与えてくれるでしょうか。

このシリーズが、あなたなりの熱中と出会い、
そして未来へとつながっていく、
ひとつのきっかけとなりますように。


◆スタディサプリ 進路とは
「学びたい」「学んでよかった」が
もっと増えていく世界を目指して、
高校生の皆さんが進路を選ぶために必要な情報を、
テキストやWEBサービスを通して届けています。
働くこと、学ぶこと、そして学校について、
さまざまな観点で紹介することで、
自分らしい進路選択を応援します。

※当シリーズは、スタディサプリ進路が
高校生向け進路教材(非売品)としてリリースした
「学問探究BOOK」を起点に誕生しました。
学校内外からの好評をいただき、
書籍化の要望を多くいただいたため、
再編集の上で3冊の書籍として新たに出版します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ta_chanko

11
うまくいかないものや分からないものにはチャンスがある。ディープラーニングの登場で、人工知能は新たな段階へ。人間の仕事が奪われるとかマイナスに考えるのではなく、これを人間の生活にどう役立てていくかが大切。人間は離乳が早いのに大人になるのが遅い特異な動物。長い子ども期と思春期には意味があるはず。自然環境や人間社会の中で、複雑な世界の仕組みを学ぶこと。小説を読むことは、人間に対する洞察力を深めるうえでとても大切。一人称・二人称・三人称の見え方はそれぞれ違う。様々な視点から人間というものを探っていく。2020/10/18

spatz

11
「人間がわかった」(中1男子) 人工知能/行動生物学、自然人類学/英文学、イギリス小説 各分野の第一線で活躍する書き手による、一応高校生向けの、これからのために読む本☺️ サクサク読めて面白かった。

ムーミン2号

9
本書は三人の賢人さんが、どうして、どのように今の研究分野に分け入ったか、そして今やっていることはどういったことか、を平易に語っているものである。お一人は松尾豊先生で「知能はつくることができるのか?」と人工知能をテーマとしている。もう一人は長谷川眞理子先生で、「ヒトはいつ大人になるのか?」というテーマを説いている。行動生態学、自然人類学の分野である。三人目は廣野由美子先生で、「物語に描かれている「人間」とは?」を述べられている。先生のご専門は英文学・イギリス小説。2020/04/02

にくきゅー

5
研究者というと、なんとなく冷たいイメージがある。しかし、本書を読むと、その熱さに驚かされる。自分が興味をもったことの意味をどんどん更新していき、人間にとっての価値にまで高めている。人間とは、という問いが人工知能の開発へ、人間はなぜ他の動物と違うのか、という問いから、人間の思春期の研究へ、物語への感動から人間の本質を描く古典文学の価値の開拓へ。別々のアプローチではあるけども、人間の本質に迫る研究者たち。格好よいなぁ。2020/04/25

いたやん

4
現代における3名の研究者を紹介し、その3名がどのようなきっかけでその研究にのめり込んだのかを知ることができる。高校生が志望する大学を選ぶ際に参考になると思うが、社会人が読んでも新しい発見がある。印象に残ったのは京都大学大学院でイギリス小説を専門としている廣野先生。自分も「文学でしか示すことのできない人間の真実」に触れてみたいと感じた。どの小説においても、他人のメガネをかけて世界を見ることができる。そこで得られたことを自分の人生に還元していく必要があると思うし、確かにそれが文学の役目なのかもしれない。2020/05/02

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