メディアワークス文庫<br> いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 「和」菓子をもって貴しとなす

個数:1
紙書籍版価格
¥693
  • 電子書籍
  • Reader

メディアワークス文庫
いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 「和」菓子をもって貴しとなす

  • ISBN:9784049131420

ファイル: /

内容説明

東京、浅草。下町の一角に明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』はある。
 端整な顔立ちをした若店主の栗田は、無愛想だが腕は確か。普段は客が持ち込む騒動でにぎやかなこの店も、訳あって今は一時休業中らしい。
 そんな秋口、何やら気をもむ栗田。いつもは天然なお嬢様の葵もどこか心配げ。聞けば、近所にできた和菓子屋がたいそう評判なのだという。
 あらたな季節を迎える栗丸堂。葉色とともに、和菓子がつなぐ縁も深みを増していくようで。さて今回の騒動は?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dr2006

76
待ってたょ!和菓子@日常系ミステリー栗丸堂シリーズ再始動だ。今作はタイトルが「いらっしゃいませ」なのに店は休業、恋仲となった栗田と葵が栗丸堂がある浅草を離れ、奈良県へ二人きりの❤❤旅に出る。ミステリー主体のはずが、和菓子だけに甘々な恋愛ものかと半目( 一一)になっていたが、流石にそうは行かない。葵の過去を知る、傑出した才能とキャラを持つ元和菓子職人上宮が登場したり、悪友浅羽と天敵由加が合流したり、のんびり甘味食べ歩きどころか次から次へと騒動に巻き込まれていく…。新シリーズ第二弾もぜひ読みたい。面白かった。2021/04/14

ひさか

68
2020年3月メディアワークス文庫刊。書き下ろし。シリーズ6作目。3つの連作短編。何気なく読んでしまい、同じノリだなぁと思ったが、なんと5年ぶりの新刊。そういえば、一旦、完結していたんでした。今回登場する上宮さんの着ている、薄い和風のコートを重ねた黒いゆったりした服、というのが気になります。高級ブランドとかいう話で、表紙絵にも載ってるんですが…わかりませんね。 ※もしかして、YOHJI YAMAMOTO?2020/08/10

ぶんこ

64
栗丸堂の新しいシリーズらしいですが、面倒くさそうな新メンバーらしき上宮さん、浅草に新規開店した和菓子屋主人の弓野さんが好みではないので読み進めるかは疑問となってしまった読後感。せっかくの旅先で、次々と相談事に遭遇し、新たに美味しい和菓子を作っていくのはいい。それが新装開店した栗丸堂に役立つのでしょうから。それでも読者としては奈良の魅力も少しは味わいたかったので残念な気持ちになりました。2020/10/21

ひでちん

51
栗丸堂シリーズの第2部。 和菓子絡みでよくよくトラブルに巻き込まれるなぁ~とは思うものの、やっぱりこのシリーズは安定して面白い。 上宮や弓野等、個性的で掴み所の無い新キャラが今後どう絡んでいくのか楽しみ。 所で、栗田が京都人から言われた台詞『東京みたいな田舎からよう来はったね~』には吹いた(笑) 私は生まれも育ちも大阪だからよ~~く知っているが、京都人のこの感性は作者の誇張でも何でも無く大マジで、京都人は近隣の大都市である大阪どころか、東京ですら本心で端から歯牙にも掛けていない。2021/12/03

ぽろん

46
前シリーズどんな話だったっけ⁈と思いながら読んでる内にサクッと読了。一癖も二癖もある新メンバーも登場。次巻も彼らに巻き込まれる予感しかない。今回は若き日に訪れた奈良も舞台で懐かしく感じた。求肥入りの栗饅頭も美味しそうだけど、栗丸堂の新規開店が楽しみです。2020/06/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15365136
  • ご注意事項