中公文庫<br> 死香探偵 哀しき死たちは儚く香る

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中公文庫
死香探偵 哀しき死たちは儚く香る

  • 著者名:喜多喜久【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 中央公論新社(2020/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122068506

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内容説明

「君は私にとって、国家予算よりも価値のある存在だ」
潤平が嗅覚を失った? 風間とのコンビに危機が迫る――。

「死香」を食べ物の匂いとして認識する桜庭潤平。潤平の特殊体質に興味を抱く分析学のエキスパート・風間。これまで未解決事件を匂いで嗅ぎ解いてきた二人だが、ある日潤平が特殊な薬品をかけられ嗅覚を失ってしまう。風間は、潤平と同じ能力を持ちながら歪んだ思想をもつ月森の関与を疑うが――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

216
第3弾。死香の設定も一層明らかになって来ましたね。うん。前巻からの繋がりも合って面白くなって行くのではないでしょうか。期待。前巻と言えば、月森も怪しい動きを見せました。自殺教唆に続き、傷害罪だよね。これは。どう落ちるのかも楽しみです。1話目の終わりで、ごはんの香りの死香について考察してました。どう言う事になるかは分かりませんが、死後時間が経ったらごはんの香りと言うのは、違うんじゃないかなぁと。死後、死香が発生始めるとしても、誰かに嗅がれるまで臭いは確定しないって、おかしい。量子力学みたいになってまうかと。2022/09/07

あゆ

52
死香探偵 死香を頼りに事件を解決する話。今回はその死香から遺体を見つけるという話があった。あれはすごいと思った。遺体が外にあるから死香が薄くなってるはずやのにね,これって次に繋がってるのかな〜?2021/04/20

kei302

50
つ、遂に!潤平と風間先生の同棲生活始まる。違う、これはメインの出来事ではない。じょじょに科学的核心に迫ってゆく死香の研究。後半になって天敵が再登場。次作に続く。面白くなってきましたよ。父親が自分の息子を『失敗作』と思って行動する話はつらくて、腹が立った。2020/04/25

ハゲおやじ

49
第三弾。相変わらず設定がすごい。潤平と風間の関係も相変わらずで ちょっと私にはねぇ…。丸岡の誤解が解けた事は良かったが、事実とは異なる内容に「こんなもんかなぁ」って感じ。でも、月森の件は 驚きだったね。まさに「おぉ!」だった。と言う幼稚な感想しか書けない自分が情け無なくなるけど、私には そんな感じの本だった。次もある様だけど 読むのは 当分先かなぁ…。2023/02/01

シフォン

43
シリーズ第三弾。風間の研究に対する非常に熱い思いに応えなくてはいけないと感じ始めた潤平だが、雰囲気的にはBL感が二乗の速度で増していく。今回もさまざまな死香、いちご、ごはん、ブラックペッパー、ピーナッツバター、ミントに赤ワインが登場し、食べられないものが増えていくことが心配。風間先生、空気からの分析により、化学構造式を明らかにするなんて凄すぎる。死香成分がまぶされたパンなんて恐ろしすぎるが潤平が生きていくには大事だな〜風間先生の赤いエプロン姿は想像したくない。2020/09/15

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