夜間中学へようこそ

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夜間中学へようこそ

  • 著者名:山本悦子
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 岩崎書店(2020/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784265057887

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内容説明

「わたしも4月から学校だから」ある日突然、祖母が宣言した。おばあちゃんがわたしと同じ中学一年生に!?孫の優菜は、ひょんなことから、ともに夜間中学へ通うことになり、知らない世界へ足を踏み入れる。かけがえのない日々の始まりだった。どうして勉強するのか、なぜ学校へ行くのか。多感な中学生の目を通して、見えたものとはー。今注目の夜間中学を舞台にした感動の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

112
幼い頃に学校に通えなかった優菜のおばあちゃんは、夜間中学校に通い始めた。駅の階段から落ちて捻挫したおばあちゃんに付き添って夜間中学校に通うようになった優菜の驚きと戸惑い。これ、とても素敵な1冊、お薦めです。 2017/08/11

へくとぱすかる

106
幸さんが、自分の名前の意味を初めて知ったシーンまで来て、思わず同じように、グッと来てしまった。中1の孫・優菜が見た1ヶ月間の夜間中学は、きっと彼女を名前の通りの、優しい人に成長させてくれたにちがいない。和真くんやカルロスや松本さんとのかかわりは、本当にかけがえのない経験だったろう。もちろんお互いに「仲間」としての心の財産として。夜間中学は時代とともに次第に違う姿になっていくだろうが、学校に行けなかった人々の学びの場としての役割は、今後も変わらずにいてほしい。2019/04/11

zero1

103
【人は、なぜ学ぶか?】という問いの答えが本書にはある。76歳の祖母が夜間中学に通うと決めた。戦後の混乱で学校に通えなかったという。息子(主人公の父)は【みじめ】と言って反対。祖母は【大きな忘れ物】を取り戻すことができるのか。外国人が多い夜間中学だが不登校の生徒も。各生徒には事情があった。戦争に対する憎しみや、【クラスメート】としての団結など実に感動的な物語。10代の自殺や不登校が多い中、こうした作品はもっと読まれるべき。みんな、学んでる?学ぶ意味と大切さを実感してる?再読だが今年のベスト本にノミネート!2020/01/02

chimako

88
面白かった~ 優菜は今度中学生になる。76歳のおばあちゃんも夜間中学に入学する。それだけでもかなりインパクトがある。おばあちゃんは実は漢字が読めない。おじいちゃんが生きてるときはずっとおじいちゃんがサポートしてたんだって。おじいちゃんが亡くなって一大決心して中学生になった。優菜はおばあちゃんの生い立ちや夜間中学の仲間たちの事情を聞きながら当たり前に学校に通う自分を省みる。お父さんはあんまり賛成じゃないみたい。恥ずかしいのかな?おばあちゃん、こんなに嬉しそうなのに。毎日頑張ってるのに。楽しい一冊だった。2020/07/10

はる

71
読友さんの御感想から。夜間中学へ通うことになったおばあちゃん。ひょんなことから一緒に通うことになった孫の優菜は、様々な事情で夜間中学へ通う人たちと出会い、多くのことを学びます。学生の大半が外国人だというのがいかにも現代的。きっと辛い経験もあったはずなのに、笑顔で明るい彼らが素敵ですね。学びたいというひたむきな想いに頭が下がります。児童文学らしい爽やかな物語でした。2017/03/11

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