経済学という人類を不幸にした学問

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経済学という人類を不幸にした学問

  • 著者名:副島隆彦【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日本文芸社(2020/03発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784537262056

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内容説明

経済学の数式はすべてY(もの)=M(カネ)でできている。「私たちは間違っていた」クルーグマン教授の白状を追撃する!!
経済学は巨大なインチキ学問だった! 成長どころか、経済衰退を続けている米、欧、日。特に日本経済は、この26年、ずっと縮んできた。なぜ、経済学は役に立たないのか──。
アメリカ経済学者を代表するポール・クルーグマン教授が、自分の誤りを認めた。世界を驚かせたクルーグマンの白状文と、それをやり玉に挙げて真実を暴いたマイケル・ハーシュの評論文をもとに、この30年、アメリカ経済界で何が起き、経済学者たちは何を間違ったのか、世界最先端の事情を解説する。さらに、マーシャルの方程式、フィッシャーの交換方程式、ケインズの有効需要の原理、ヒックスの方程式、マルクスの基本定理、ピケティの法則から、経済学の数式はすべてY(もの)=M(お金)の形でできていると証明。理論経済学の土台である、ものとお金の関係から、マネタリスト、ニュー・ケインジアン、合理的期待形成派など、世界の主流である新古典派、アメリカ経済学の暴走と虚偽を追及する。
現実に対応できず、間違った経済政策で世界を騙し続け、人類を不幸にしてきた経済学。この30年のアメリカ経済史と経済学思想から、経済政策なきこれからの世界がよくわかる。

ケインズの乗数効果理論が効かなくなった。有効需要の原理が、先進国ですでに壊れている。
──だから、経済学は死んだのだ。(第5章本文より)

<著者について>
副島隆彦(そえじま・たかひこ)
評論家。副島国家戦略研究所主宰。1953年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。政治思想、金融・経済、歴史、社会時事評論などの分野で真実を暴く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuui02

4
Y=M、モノ=お金。Y=C+I、YとはGDPのことで、消費と投資を増やさないと経済成長しませんよということ。お金をすり散らかしてもそれが消費と投資にまわらなければ豊かにはならない。副島氏はマルクスが誤っていたのは全ての労働を抽象化し平等としたことであるとする。労働は本当は平等ではなく、多くの労働者は固定資本であり、技術革新を生み出すような頭脳労働こそが付加価値をあたえている。つまり剰余価値のもとであると。2020/04/11

christinayan01

2
私は副島さんの本をずっと読み支持してき側だが、一旦の集大成になった思う。著者が十何年間も指摘し続けてきたことがこの2、3年で全て爆発して瓦礫になっていったことがわかる。クルーグマンのこれまでの後悔を示す原文と翻訳両方が多数載っておりわざわざ本人の本を買う手間が無く済んだ。 ま、普通に考えれば中高生でも分かる話なのにね。現に経済施策に対する効果も出てなかったし。 結局はケインズが最強であることが示されてしまったわけで、今後どうなっていくのだろうか。 あとはピケティの登場が大きかったんだなと再理解した。2023/12/09

Hiroki Nishizumi

2
筆者は独断と偏見に満ちているが、なかなか文章上手でついつい手に取ってしまう。前半でY=Mと一刀両断するも、後半は各経済学者評論でグダグダしていくのも他の著書同様の傾向か。楽しめたので良しとする。2021/05/13

たけ

1
前々からタイトルが気になっていたので楽しみにして読み始めましたが、あとがきに書かれているように「書き散らした」感が溢れている本でした。 経済学部在学中にモヤモヤ感じていたことが今になって解消されることを期待していたのですが、独特の文体とあまりロジカルな印象を与えてくれない内容のせいか、モヤモヤはモヤモヤのままでした。 頭の良い人向けの本なのかも知れません。2021/07/24

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