内容説明
豚のレバーを生で食べて意識を失った、冴えないオタクの俺。異世界に転生したと思ったら、ただの豚になっていた!
豚小屋で転がる俺を助けてくれたのは、人の心を読み取れるという少女ジェス。
ブヒッ! かわいい! 豚の目線なら、スカートの裾からチラリと純白の……。
「あの、心の声が聞こえていますが……」
まずい! 欲望がだだ漏れだ!
「もしお望みでしたら、ちょっとだけなら」
え、ちょっ……!?
まるで獣のような俺の欲望も(ちょっぴり引き気味ながら)受け入れてくれる、純真な少女にお世話される生活。う~ん、豚でいるのも悪くないな?
これはそんな俺たちのブヒブヒな大冒険……のはずだったんだが、なあジェス、なんでお前、命を狙われているんだ?
さあ魔法もスキルも持たぬブタよ、過酷な運命に囚われた少女を、知恵と機転と嗅覚で救い出せ!
第26回電撃小説大賞《金賞》受賞作、豚転生ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
69
悪い友人に勧められ、胡麻油のタレにつけて生で食べた。プルプルしていて案外いけるな、プリンだプリン、肝臓プリンーーからの腹痛で、ミステリ好き理系オタクが豚へ異世界転生な純愛謎解きファンタジー。読んでいくと豚さんでなくても頭の中でピースがカチコチはまる音がする感覚を味わえる、無駄なく謎解きがしっかりとまとまった1冊。しかし、心が読める種族で命狙われるなんてオール迫害待ったなしなはずなのに、周囲は付き合いの長さか人徳か同情か、親身になってるひとも結構いて優しい世界でもある。豚さんは心のイケメン(だが変態だ)。2022/10/06
海月
62
これは人気になるはずだ!めっちゃ面白い!2024/01/03
まっさん
62
★★★★☆ 電撃小説大賞金賞受賞作品。主人公がなんの能力も持たない豚である点や、イラストレーターが遠坂あさぎ先生だということもあって、発売前から大きな注目を浴びていた今作。主人公が豚であるというインパクトをどこまで出オチにしないかを心配していたが、完全に杞憂に終わる出来栄えだった。世界観はかなり過酷で、ヒロインのジェスは大きな十字架を背負った一族・イェスマという一族の一員であり、他社の心のうちを読めるという能力で主人公の豚と会話するのだが、その能力をイェスマという一族のある条件にも組み込んでくるところは→2020/03/19
うっかり呑兵衛
57
転生先を豚にすることで、ただの会話文なのに罵られているようになるという天才的な発想と、死が隣り合わせの世界を舞台としたファンタジーが見事にマッチしている。謎が明らかになりつつもハッピーエンドというわけでもなく……今後の展開に期待。2021/01/03
雪紫
49
新シリーズ前に再読。いや、1巻まるまる使ったアニメを経ての再読だと、謎解きや伏線がしっかりしてるのもそうだが、松岡くんのイケボが良く似合う豚さんの変態ぶり(かつ純愛)が中和剤として役立ってたことが凄くわかるわ・・・。2024/11/10
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