内容説明
鎌倉~戦国時代に足跡を残した8人のキーパーソン列伝。源頼朝、法然、九条道家、北条重時、足利尊氏、三宝院満済、細川政元、織田信長──彼らはなぜそのように行動し、周囲はどう受けとめたか。明快な視座で人物を捉え、一連の政治の流れを浮き彫りにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nori
2
今まで刷り込まれてきた「天下の覇権を握るために上洛する」という説明には説得力がないと腑に落ちた。源頼朝と織田信長が特に面白かった。それと北条重時と足利尊氏も。馴染みのない人の列伝は、関係者の名前が沢山出てくると誰が誰だったかわからなくなってしまった(*_*;2024/04/04
takeshi3017
2
日本の中世、すなわち鎌倉時代~戦国時代を中心に源頼朝、法然、九条道家、北条重時、足利尊氏、三宝院満済、細川政元、織田信長という8人のキーパーソンの歴史に果たした役割や時代背景を追っていく。最初に目次を読んだ時には人物史のようだと思ったが内容を読むと政治史に近い。内容はマニアックであると感じられる。タイトルからもわかる通り著者の専門分野の核心に迫る本なのでそれも当然か。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou28106.html2023/01/28
kanamori
1
☆☆☆2020/06/16
三城 俊一/みきしゅんいち
0
日本の中世史(鎌倉・室町・戦国時代)を概観するための8人のキーパーソンが並べられている。九条道家・北条重時・三宝院満済というメンバーは知名度も低いし、なかなか面白いラインナップだ。 本書では「人物」に焦点を当てすぎず、歴史の大きな変化がわかるように叙述している。だから、人物そのものの解説に割かれた字数は意外と少ない。「織田信長」の章で古い学説を述べていたり(松永久秀が足利義輝を殺した、など)気になる点もあるが、鎌倉時代から室町時代にかけて、政治が何を争点に変わっていったかをつかむには良い入門書だと感じた。2021/06/26
kuma_kuma
0
顔の見えない民衆史はつまらないという著者の、歴史上の人物に対する評価が、紛れもなく民衆の側に立脚したものであるところに好感が持てました。中世の幕府や朝廷、国家観などがどのように成立していったかが、それぞれの核心にいる人物と共に解説されていきます。読み物としても面白かったので日本史に興味のある人におススメの一冊だと思います。2020/08/08
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