宝島社文庫<br> 筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。 ~鎌倉の花は、秘密を抱く

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宝島社文庫
筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。 ~鎌倉の花は、秘密を抱く

  • 著者名:谷春慶【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 宝島社(2020/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784800271723

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内容説明

毒舌家で変人の書道家、東雲清一郎。筆跡鑑定も行う彼は、書を愛しているのに、書を避けている。しかし――客の目を引く見事な書店ポップ、鎌倉の寺社を巡った御朱印帳、祖父が読みたいと望んだ特別な小説、少年が誰にも見せたくなかったメモ――気持ちに嘘はつけても、文字は偽れない。文字に秘められた想いを、清一郎は明らかにしていくが……。古都・鎌倉を舞台に、文字と書、人の想いにまつわる事件を描く大人気ミステリー、第3弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

55
筆跡鑑定も行う毒舌家で変人の書道家・東雲清一郎。第三弾は見事な書店ポップに込められた想い、松岡先輩に託された御朱印帳の意味、少年が見せたくなかったメモなど、清一郎の過去にも触れつつ、いつものように危なっかしい美咲に振り回されるだけでなく、時には彼女にも頼りながら事件を解決する清一郎や、チャラい松岡先輩の意外に一途な過去が印象的でした。清一郎も変わりつつあるみたいですけど、最後のあれはきちんと伝えようよ(苦笑)縮まりそうで縮まらない二人の距離感も近いうちに変化は訪れるんですかね。謎の書家も気になるところ。 2017/07/04

みかぴょん

52
東雲清一郎 やっぱり好きなキャラ。三作目にしてやっと人間らしくなってきたような。清一郎と美咲との関係も少しずつ前進しつつ 松岡先輩や曜子の問題をいやいやながらも ちゃんと解決に導く辺り流石です。美咲も清一郎に慣れてきたと言うか扱い上手になったと言うか 清一郎も美咲の存在を認めつつある辺りが今後の展開が気になるところ。最後にでてきた清一郎も認めた書の作者の存在も大いに気になる。今後に期待です。2017/07/28

52
シリーズ三作目。今回は本屋さんのポップや御朱印など身近なものが登場して、よりイメージしやすくて嬉しかった。美咲と関わることで、清一郎が少しずつ変わっていく様子が読んでいて楽しい。珍しく自分から事件に突っ込むこともあったし、やっぱり何だかんだで優しくて、憎めないところが好きだな。そして、何より最後の最後に大きなデレ!コンクールの書は反則だと思う。これは美咲には見られたくないよなと思わず苦笑。新たに名前が登場した女性の存在も気になるし、続きが楽しみ。お気に入りはチャラチャラした松岡の印象が変わった二話目かな。2017/06/22

ゆう

44
お借りした本。シリーズ3作目。松岡先輩、ただのウザキャラだと思ってたのにそんな切ない出来事があったとは。見る目が変わったかも…でも相変わらずだからほんの少しだけ。出版社によるフォントの違いは勉強になる。気づいてたけど、細かいことは知らなかったからなるほど~って。このシリーズの2作目は未読だけど二人の関係性が大きく変わってなかったから問題なく読めた。けど最後にまさかのデレが。なんかそれ、こっちが照れるんですけど。2017/07/14

hirune

42
前巻に比べてちょっと軽めの話だった。清一郎と美咲の周りの人々の問題に美咲に引き摺られつつ清一郎が文句たらたら嫌々解決していく四話。でも美咲は自称清一郎の知り合いから友達に昇格したみたいだし、清一郎の言葉や態度も少しずつマイルドになってる気がする(^^;しかも展示会に美咲のイメージで書いた書を出品するなんて、清一郎がデレるのもあと一歩なのかしら?2023/09/15

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