内容説明
ドン・ウィンズロウ、スティーヴン・キング、デニス・ルヘインら海外ミステリ界の巨匠が絶賛! エドガー賞ほか受賞多数の実力派作家による、誘拐×スリラー×アクションの無類のエンターテインメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
269
なかば予想通りに、あまり捻りはなく終わったが、じゅうぶんにエキサイティングな展開だった。最も物足りなく感じたのは、犯人サイドの描き込みの少なさで、非現実的なチェーンのシステムが作り上げられるまでの、一番興味深い部分には、ほとんど触れずに済ませてしまっている。犯人が明らかになった時のインパクトは強いが、ずいぶん都合良く身近な範囲内に納めたな、という違和感も強烈だった。また面白い設定を着想したなら、単体物も書いて欲しいが、ショーン・ダフィーシリーズをしっかり続けて欲しいという思いの方が大きい。2022/10/31
海猫
141
下巻、特に第二部に入ってからは組み込まれたチェーンの根本に迫り、いかに引き千切るかという展開に。上巻同様、スピーディーで捻りの効いた作劇で読ませる。特にある人物と接触してからはグイグイ真相に迫っていく流れになり、かなり面白い。ただし、読み終わってから冷静になると連鎖誘拐というものがあったとしても、ここまで連鎖してしまうか?と疑問に思わなくもない。最後がアクションで決着なのもある種の乱暴さを感じた。が、フィクションとしてはサスペンスフルで、抜群のリーダビリティがある。エンターテインメント性が強い作品だった。2020/04/14
nuit@積読消化中
123
予想を裏切らないラスト。面白かったです。スリラー×アクションとして、すぐ映画になりそう。小難しことは何も考えずに読めるのでお勧めです。2021/01/24
ケイ
100
展開が安易すぎないか…と思うのだが、意外に評価が高いのね。楽しむと言うより、結末を見届けいというのが読む推進力だった。アメリカを舞台にするの、パルプ・フィクション的になるのしらね、どうしても。2020/10/26
のぶ
95
上巻の第一部「行方不明の少女たち」ではレイチェルの娘が誘拐され、連鎖誘拐を要求された。このまま誘拐の物語が続くと思って下巻に入ったが、第二部「迷宮にひそむ怪物」に入り思わぬ展開に移っていった。真相が徐々に明らかになってくるにつれ、話のサイコパス度が増していきFBI捜査官が登場するあたりから、激しいアクションを交えたスリラーに転じていった。そしてチェーンの意味が分かってくるに従って、益々、状況が混乱していった。面白く読んだが、自分としては単純な誘拐ものとしての作品の方が良かった気がした。2020/04/26
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