内容説明
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理解可能なことだけ筋を通して述べ、盛り込む内容を思い切って精選し、本質が簡単には分からない雑多で表面的な知識の羅列を避け、図等にも工夫をこらした定評の理・工系向け基礎教科書の三訂版である。
※本書の新装版(紙書籍)が2023年に刊行され、新装版の電子書籍も配信されています。それに伴い、本書の価格を値下げいたしました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄骨構造
16
古典力学、電磁気学、量子力学と、物理の基礎を網羅している。全部は読めていない。▼電磁気の授業で先生が「お前らに東大と同じ授業をしてやる!」って、この小出昭一郎先生の本に沿った内容で電磁気を教えてくれたことを懐かしく思い出す。しかし、やっぱり難しくて理解でなかったことも思い出す。そして今もまだよく理解できていない。でも、僕の中の電磁気の体系としては、やっぱこの本だからやり直すんだったらこの本かなー
牛タン
2
大学1年レベルの教科書だということで編入した時に一応買っておいた。知らない内容もあるが、全部読む気にもならないのでパラパラ目を通した程度。構成が山本義隆の新・物理入門と似ている。高校物理と応用数学(ベクトル解析、フーリエ級数など)を一通り終えたくらいの高専生にとって、レベル的にはちょうど良いのではないか。
TORUMA
1
教養課程の教科書としての使用を目的とした一般物理学の本。すなわち、広く浅く、ハンドブックとしては有用だが、読んで物理現象の理解を深めるのにはあまり適していない。著者が「物理学定食」と自評しているが実に的確な表現である。まあ、類書の中でもこの本はきれいにまとまっていて使い易いのではないか。より詳しい解説を欲する人は「力学」「電磁気学」など分野別に書かれた本を探すと良い(※この本の分冊版のことではない)。学部生向けの本なら、どれもスタート地点は高校物理との接続で、一般物理学の本よりむしろ理解しやすい。2020/02/07