内容説明
予備知識なしに読むことのできる、はじめての日本書紀、第二巻です。
日本書紀とは、当時の日本が大唐帝国に、対等に付き合うべき国だと認めてもらうために、歴史を書き連ねた正史です。
第二巻では、天皇は国内のみならず朝鮮半島に乗り出します。その戦いや如何に!!
中国に向けて書かれた日本書紀は、これよりアジアとの関係が描かれていきます、当時の日本の世界への思いを感じてください。
目次
・はじめに
・当時の日本と韓半島
●第一章 熊襲制圧と朝鮮三国との外交
【第十四代仲哀天皇=タラシナカツヒコ物語
・右富実先生のもっとわかる日本書紀(1) 元号の代わり
●第二章 渡来文化と皇位継承問題
【第十五代応神天皇=ホムタ物語】
・右富実先生のもっとわかる日本書紀(2) 百済三書
●第三章 聖帝の即位と治世、新羅との紛争、皇后との不和
【第十六代仁徳天皇=オオサザキ物語】
・右富実先生のもっとわかる日本書紀(3) 一二〇年
●第四章 仁徳天皇の後継者たち
【第十七代履中天皇=イザホワケ物語】
【第十八代反正天皇=ミズハワケ物語】
【第十九代允恭天皇=オアサツマワクゴ物語】
【第二十代安康天皇=アナホ物語】
・右富実先生のもっとわかる日本書紀(4) 東アジアと日本
・おわりに
・天皇の系図~第十二代から第二十一代まで
・わかる日本書紀(2)ゆかりマップ
・本書に登場する天皇の陵墓
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くらーく
2
日本?を統一して、14代仲哀天皇から20代安康天皇までですかね。何しろ日本書紀も古事記も全く知らないので、マンガでさらっと流すだけでも、なかなか大変。 それで、朝鮮半島(韓半島)も入ってくると。どうして、海を隔てたところまで関わっていたのだろうね。その辺は書かれていないようだけど。今の感覚からすれば、何も大陸側の半島まで手を伸ばす必要性は感じないけどね。 あと、東日本については、別の勢力があったのだろうけど、文字が無かったのかねえ?何も記載が無い。半島よりも陸続きの方が先だと思うけどなあ。2021/12/11